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ピタゴラスの生涯

ピタゴラスはギリシャ文字Πυθαγόραςで、ラテン文字ではPythagoras表記されます。
彼は紀元前580年頃にエーゲ海のサモス島に生まれ、紀元前490年頃に南イタリアのクロトンで没しました。
生没は各サイトによって異なるので「頃」ということにします。
彼はタレスのイオニア学派の流れをくむ学者でしたが、後にピタゴラス学派というものを設立しました。
エーゲ海のサモス島かぁ、、、田舎だなぁ!と思ったら大間違いです。
当時の古代のサモスは文明国であり、有数の先進国家でした。
現在古代サモスのあったところはピタゴラスにちなんで、ピタゴリオと名づけられています。
この古代サモスから輩出された人物たちには、哲学者エピクレス、天文学者アリスタルコス(地動説をガリレオやコペルニクスの前に提唱)、抒情詩人アナクレオン、大政治家ポリュクレトス、そして寓話作家イソップなどがいます。
ピタゴラスは日本では数学者として有名ですね。古代では数学も天文学も医学も、哲学ということで一括りできます。
なぜならば、ギリシャ語の哲学という言葉のフィロソフィアは、フィロが愛、ソフィアが知、という意味ですから、学問はすべて知を愛するフィロソフィアといえます。しかし、、、なんか、、、フィロソフィアを直訳したら愛知かぁ、、、日本の県名になってしまいました!
ピタゴラスの弟子のアルクマイオンは医学の父ヒポクラテスよりも先に人体解剖を行っています。
ピタゴラスはいろいろなところに旅をしています。エジプト、東洋のペルシアと古代バビロニアのカルデア、インドなどにも行きました。バビロニアのカルデアではマギと呼ばれるゾロアスター教の宗教者に会い、インドではプラーマン(バラモン教徒でインドの階層の最高位)とも会ったとされます。彼はエジプトや東洋の信仰について深く影響を受けています。
ピタゴラスと言えば、ピタゴラスの定理、ピタゴラス音階などが有名ですが、実は
輪廻転生も唱えていました。

隣の写真はサモス島のお土産やさんで購入したピタゴラスのカップです。このカップは不思議なカップで、カップ中央に棒のようなものがあって、水を注ぎ、ある一定のところに達すると、すべての水がこのカップの底から、全部流れ出てしまう仕組みにできています。このカップは日本に住む私の従妹があげました。彼女はの高校で社会を教えています。
私は万物の根源は数であると言ったピタゴラスが輪廻転生を唱えていたことに興味を持ちました。
彼は晩年現在南イタリアのクロトンと言うところですごしたと言われています。彼は「サモスのピタゴラス」あるいは「クロトンの哲人」と呼ばれ、その地で没します。
彼はそこでたくさんの人々を教育し、彼の学問はピタゴラス学派、ピタゴラス教団を形成します。
さてピタゴラスの最後はどうなったか?
その最後は4通りあるそうですが、あなたはどれを選びますか?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ピュタゴラス
のピタゴラスの最後のまとめて書いてあったので、抜粋しました。ちなみに出典はディオゲネス・ラエルティオスの「ギリシア哲学者列伝」です。
1.クロトンの家にいる時に放火されて、逃げ出し、豆畑まで来た時に立ち止まったため、追手 に捕らえられて咽喉を切られて殺された。
2.メタポンティオンのムゥサの女神たちの神殿に逃げ込み、40日間の断食をした後で死んだ(ディカイアルコスの説)。
3.メタポンティオンに退き、断食をして死んだ(ヘラクレイトスの説)。
4.アクラガス人とシュラクサイ人との戦闘に参加し、アクラガス軍の側に味方して戦った。しかし、アクラガス軍が退却したため、豆畑を避けて廻り道をしようとした時に、シュラクサイ軍に捕らえられて殺された(ヘルミッポスの説)。
私は3番目のヘラクレイトスの説を支持します。ピタゴラスは80歳くらいでなくなっているので、4番はないとおもいますが、、。
1番目の豆畑で追手に殺されたとあるのを支持する人もありますが、それはピタゴラスの死後に騒動が起きたのではないかなぁ?もう少しピタゴラス学派というか教団が大きくなって政治に口を出すようになったからだと思うのです。
ピタゴラスの前世はトロイの英雄エウポルボスEuphorbus
ブルフィンチのギリシャ神話と英雄伝説を読んでいたらば、そこにピタゴラスのことが書いてありました。数学者であるピタゴラスが輪廻転生のことを言っていたことは面白いと思ったのです。
写真はアルゴスのヘラ神殿 です。ここを訪れたピタゴラスは前世で自分の使っていた盾を発見するのでした。彼は前世ではトロイの軍の英雄エウポルボスEuphorbusだと気がついたのでした。

ピタゴラスはクロトンの地で弟子たちに言いました。
霊魂は不死である。
私はトロイ戦争で、ギリシャ軍のメネラオス(スパルタ王・ヘレナの夫・アガメムノンの弟)の槍で打たれて絶命した。私はトロイ人で、パントオスの息子のエウポルボスだった。
私は以前にアルゴスのヘラ神殿へ行ったことがあったのだが、そこに前世で持っていた私の盾が飾ってあったのだよ。
霊魂は流浪し、今、私はこの肉体に宿っている。そしてまた別の肉体に移っていくのだ。人間の肉体から野獣の肉体へも移ることもある。
~省略~
時代が変われば形も異なる。同族を愛する気持ちが残っているなら、動物を虐げてはいけないよ。ひょっとしたらあなたの身内かもしれないのだからね。
ピタゴラスのような哲学者にして数学者にして医学者にして、、、が、輪廻転生を信じていたのを、私は不思議に思いました。
ピタゴラスのような人ならば、何事も科学で解決するという考えを持ち、霊的なものはナンセンスあると封印してしまうのではないかと思ったからです。
そして動物を虐げてはいけないということで、ピタゴラス及びその弟子たちは肉類を食べなかったようです。まるでインド人のような、ブッダのような人だったのでしょうか?
それで、私は、「ピタゴラスは断食して命を絶った」と考えるのです。
ピタゴラスのTシャツ
アテネ市内の観光地プラカのお土産やさんで見つけたTシャツ2枚ですが、なんだかほしくなって買ってしまいました。
ピタゴラスの言葉
「あなたは、すべてのことを、すべての人に、説明することはできないのです。」

ピタゴラスの定理
いつもお世話になっております。→