復活祭前々夜 聖金曜日 |
これを書いているただ今の時間はギリシャ時間で、4月21日の午後10時まわったところです。書き終わったら土曜日になっているかもしれません。
だからこちらはまだ金曜日です。
聖木曜日は最後の晩餐の日で、聖金曜日がキリストの受難と死のあった日です。
カトリックとは日にちが異なり、ギリシャ正教のキリスト復活祭は4月23日になります。
毎年4月の入ると、どこかで友だちや知人と会った後には、「カリ・アナスタシ(よい復活を)!」とか「カロ・パスハ(よい復活祭を)!」と言うあいさつになっています。
ギリシャ語で「カリ・アナスタシ」と言うのは「よい復活」という意味です。
復活祭の事はパスハと言います。
エピタフィオの後に続く人々
さて聖金曜日はエピタフィオの日と簡単に私の場合は言っています。
キリストは復活する2日前の金曜日の正午に、十字架にかけられ、午後3時に世を去ります。
そして夜にその遺体を人々はエピタフィオと呼ばれる花で飾られた棺に納めました。
私の住む地域では音楽隊の後をアティカ教区の司教、司祭、僧侶たちが歩き、その後ろをにエピタフィオ、そしてギリシャ正教徒たちが歩きます。
高層アパートのお年寄りたちはベランダにローソクを点して、その行進を見ていました。
キリストの死を悲しみ、また復活を祈りながら、見つめているのでしょうか?
はて?
川のように流れていくローソクの炎
さて明日の土曜日の夜11時くらいから私も教会に出かけていきます。
キリスト復活を確認するためにです。
日曜日に午前0時にキリストが復活します。
そして人々は
「フリストス・アネスティ(キリストは復活しました)!」
「アリトス(確かに)!フリストス・アネスティ!」
というあいさつを交わします。
そして人々は各自持参したローソクに教会から火をもらって家までもって帰ってきます。
私の明日の予定はそのような感じです。
いやはやなんと申しましょうか、日本でお正月に初詣に行くようなものでしょうか?
1年の邪悪の心を洗い流して、お清めする感じでしょうか、?
日本生まれの私には、ギリシャ人のやっていることがそう見えるのですよ。
つまり1年に1度はきれいな心を取り戻すのかなぁ?
やはり復活祭は大切ですね!
ギリシャのキリスト教徒にとってはキリストの生誕よりも復活が重要な事なのです。
教会の中でのギリシャ人はすばらしいなぁと思いますが、やはり人間ですからね。
教会の中だけに神様がいるわけではなく、外にもいるので頑張ってほしいです。
私も頑張りま~す!
これを読んでいる方にはなんだか分からないでしょうが、
外国で暮らすということはそれなりの苦労があるんですよねぇ。
なんとなくギリシャ人は面白い民族だなぁと思う今日この頃のです。
まぁ日本人もソートー面白い民族だなぁと思います。
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