リシクラテス(Lysikrates)の記念塔 |
「紀元前334年リシクラテスによって建てられた」銘文が書かれています。
だからリシクラテスという演劇プロデューサーが建てたものです。
ディオニソス劇場の演劇コンテストで彼は最高の芝居を見せたのでした。
これはそのその優勝記念碑です。
リシクラテスの記念碑以外にも年ごとに優勝者はいたので、ほかにも記念碑がありました。
しかし現在残っているのはこれだけです。
この記念碑の屋根は現在残っていませんが、三脚(トリポド=3本の足)台で支えられたアカンサスの葉で飾られていました。ちなみにギリシャ語でカメラの三脚の1台をトリポドと言います。
アカンサスの葉はこんな感じです。
トリポドとは演劇プロデューサーの三脚を意味します。
それでこの記念碑のある通りはトリポドス通りと言われています。
この記念碑のレリーフは演劇の神ディオニソスが描かれています。
ディオニソス神は酒神でもありますが、他に演劇やお祭りの神様でもあります。
バイロン卿の滞在
17世紀に、ここにカプチン修道院が出来て、この記念碑はその敷地内に納められていました。その後ギリシャ独立戦争などがあり、修道院は破壊されましたが、この記念碑は残りました。また修道院があった頃に、フランスのシャトーブリアンも訪れていると言うことです。
イギリスのバイロン卿はカプチン修道院に滞在して「チャイルドハロルド」を書いたと言われています。
この周りには喫茶店がやレストランがあるので、バイロン卿ファンの方はここで食事をしたら、なんかいい気持ちになれるかもしれませんね。
今日はこんな1日
いつものように、顔見知りのにゃんこや犬に会いに行きました。
ハドリアヌス図書館遺跡で、猫を呼んでいたら、外国人がやってきて
「花はいかが?」と聞かれたので、「いらない」と私は言いました。
いらないと言ったら、友だちいる?というのです。
それで、周りにあるお店屋さんを全部指して「彼らはみんな友だち」と答えました。
そうしたら「お金をくれ」というのでした。
「ないよ」というのに動かずに私の横にずっといるのでした。
ティッシュ売りの小さな女の子だって、
無理やり「買って」とは言わなかったのですが、
その人は絶対動きません。
コインをズタ袋から見付けて、
1ユーロ40セントあったのであげました。
今日は花売りをしている人たち、15人くらい街中で見ました。
レストランや喫茶店の屋外席でコーヒーを飲んでいる人たちや通行人に、
歩きながら花売りをしています。
気の毒には思いますが、花屋のあとは、中国人系の雑貨品の歩き商人もいます。
その後にはバングラデシュ系の花やハーモニカ売り、アフリカ人のCD売り、きりがありません。
この前CDを買った人の話では中には音楽がなかったこともありました。
私がギリシャに来た10年前は、外国人はあまりいなかったのですが、
今はそこらじゅうに歩きながらものを売る外国人がいます。
プラカの喫茶店は楽しいのですが、外国人の物売りが多過ぎ!
観光客と同じくらいいそうな感じ!
いつもお世話になっております。→
ギリシャも10年一昔と言うように、ずいぶん変わったことでしょうね。
移民の人たち(それとも不法滞在?)がずいぶん増えているみたいで、
これから問題になるでしょうね。
日本はかたくなに拒んでいますが、それも問題だと思いますよ。
ギリシャは不法滞在を認めていませんが、彼らは夜を縫って歩いてきます。ギリシャの待遇問題は良くないという人々がします。なぜなら、彼らは招待されてきたのではなく自らの意思できたからです。
ちなみにバングラデシュにはギリシャ大使館がないので、無許可で入国したわけですから、コレは犯罪です。しかしそのままに成っています。
ギリシャの犯罪は不法移民(ギリシャに存在できる許可ない人々)が多発しています。観光客を狙った犯罪もあり、不法移民(偽警官)の犠牲になる人も居ます。
リシクラテス(Lysikrates)の記念碑 、リッパですね。
それにバイロン卿が滞在したカプチン修道院には、波乱の歴史があるのですね。
不法滞在は、大きな問題ですね。
一人一人が、自分らしく生きられることを祈るばかりです。
イギリスにいたらただの女好きの、放蕩の詩人で終わったかもしれません。きっと人には誰にも転機というのがあるのかもしれません。
力と繁栄はすごいことですね!
また、トリポドス・・って英語のトライポッド(三脚)の語源ですよね、きっと!
ギリシャはやはり奥が深いなぁ~
物売りって 怖いですね・・でも彼らも生活がかかっているので
何でもあり・・って感じで・・。でもあきらかに詐欺まがいなのは
本当に嫌です