名前のない野良犬 |
この通りに喫茶店イドラがあって、この道路からトレノ(観光遊覧バス)は走ります。
エオル通りの突き当たりに風の塔とローマ時代のアゴラがあります。
風の塔の入り口には白い小型犬のベラがいます。この犬は風の塔の番犬ですが、
年を取っていて歩くのが容易ではない感じがします。
みんなに可愛がられていますが、元は野良犬だったのかもしれません。
この付近にベンチがいくつか置いてあります。
夕方このベンチに据わっていると爽やかなアクロポリスおろしが少しだけ吹いてきます。
名前のない野良犬
野良犬には名前がないのですが、ここはギリシャのアテネはプラカです。
だからいつのまにか勝手に名前をついている場合があります。
しかしこの犬には名前がありませんでした。
前にハドリアヌス図書館遺跡の中で出てきた犬です。
以前の記事→ハドリアヌス図書館前
私がハドリアヌスの図書館で野良猫ごはんをやっていたときに、
そばに来ておすわりしてみていたことがありました。
それで手に持っていた、生ハムとチーズを分けてあげたこともあります。
この野良ちゃんは雌の犬で、いろんなところ歩いていますが、本当にお腹がすいて困った時はここへ来ます。ミスターに何かもらえるのが分かっているからです。
きのうはたくさんご飯をもらいました。
野良犬のアルゴもそばにいましたが、誰にも気兼ねすることなくたくさんごはんを食べることが出来ました。
命名アガピ
この野良犬がお腹いっぱいごはんを食べても、まだ食べたいらしく、猫の残した猫ごはんも食べていました。
このヒトの名前はなんていうの?
さぁ、最近ここに現れるんだよなぁ。
あなたの好きな名前をつければいいよ。名前はないんだからね。
それじゃ、アガピ(ギリシャ語で愛)にしたいけれども。
あ、そう。何でもいいよ。名前はあった方が良いから!
でも、この野良犬のことを可哀想と思ったらいけません。この野良ちゃん、この後に、レストランクロポリで、水を飲んだり、残り物をもらったりしているからです。観光シーズンには夕方になれば、どこかでごはんが食べられます。
厳粛な警告
ギリシャを旅行する方には、注意していただきたいことがあります。
私は猫や犬を観察し、食事を与えたりしますが、決してなでたり触ったりしていません。
いつもビニール手袋及びビニール袋に手を入れて、必要があるときは触ります。
私は強力な消毒入りお手拭を持って歩いています。
散歩している人たちの中の何人かは平気でなでていますが、その人たちが病気になったという話しは聞いていません。元気で散歩しています。しかし十分に気をつけましょう。
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警告、どこの国にも共通する大事な注意だと思います。いつも旅行に猫餌を携帯する知人にも伝えますね。
こっそり(?)、昨年の5月10日の記事を引用させていただきました。
気がついたことは、犬や猫のにとって、人間が与えるご飯のほうが、彼らを危険な目に合わせていると思う今日この頃です。猫にも好き嫌いがありますから何でも食べるわけではないし、味付けがキョーレツなのは腹痛を起こします。苦しんでいる猫の原因は人間の食べる香辛料のきつい食事でした。
それを見てから私はキャットフードにしています。別にその人は悪気があったわけではなく、にゃんこのためを思ったらしいですよ。
思うに、人間の方が、汚いのかなぁとか思ってしまう今日この頃です。
見た事がありません。リスや野生の狐はいるんですがねぇ・・
多分 保健所に連れて行かれてしまっているのかな??
ギリシャでは野犬コントロールはないのでしょうか?
そこで予防摂取を行い、雌犬は避妊手術をし、動物愛護団体やボランティアの人たちが手術された犬の一時預かりをしたようです。これからはアテネに野良犬が増えないとは思います。
しかしこの野良犬たちは元飼い犬で、旅行できた外国人やギリシャ人が捨て犬したのです。だからとても従順で言うことを聞きます。集められたところで、飼い犬よりいい子にしていたようです。保健所でチェックした犬には青い首輪がされています。
レストランのオーナーや町のボランティアの人たちが、えさを与えているようです。反対した人たちがどこかでえさをやったりして面倒を見ているわけです。