ニコポリスの古代劇場 2019 |
Αρχαίο θέατρο της Νικόπολης
Ancient Theater of Nicopolis
ニコポリスは勝利の都市という意味である。勝利はニキ、都市はポリスである。
二つの語が組み合わさってニコポリスという。
ギリシャの北西部のイオニア海に面したところに古代ニコポリスの遺跡がたくさん残っている。
古代都市の遺跡なので、広範囲に広がっているので、歩いて見て回るわけにはいかない。今までにそこに行ったのは3回ほどあるのだが、行くたびに修復工事が済んだところ、そして工事が始まってはいれなくなったところなど、いろいろある。
先日ニコポリスのの古代劇場を訪問することができた。劇場の周辺に遊歩道ができたので、そこ歩いた。しかし中に入ることはできなかった。修復工事とか、、、いったいどこまでやるのかなぁと思う。まぁ見学ができるまでであろうと思う。
古代建築物の修復というのは古代のまま再現することもあるが、まぁ、そういうのは少ない。たいていの場合は古代建築物の積石のゆるみを常に点検し、崩壊しない状態にする。そして見学しやすいように整備する。
西暦1世紀のローマ時代にニコポリスの劇場は建設された。
この劇場は丘の北側斜面を利用して観客席が作られている。そして南側に舞台が配置されている。古代劇場というのはだいたい野外劇場である。すり鉢状の観客席に役者のセリフや音楽などがよく聴える造りとなっている。
さて写真の左側(西側)から劇場の周囲を歩くことにする。
劇場の西側入口
観客席の一番の高見席の後ろ側
劇場の中央入口
見学者用の道 オリーブ畑の中にある。
劇場の後ろ側をあっという間にぐるりと周った。
劇場東側入口
劇場の中にはまだ入れるような状態にはなっていない。
いつかまた遠い未来に劇場の中も多少は修復されるのだろうか?
劇場内はボロボロで落石などもありそうな感じがした。
この劇場がローマ時代だなぁと思うのは、
この細かい石とテラコッタの組み合わせ壁の造りを見てわかる。
ニコポリスの古代劇場はこのような感じだった。
上空から撮影された写真が説明掲示板にあったので、その写真を撮影した
西暦2世紀制作 劇場からの出土した女性像
エウテルペー女神は抒情詩を司る。
ゼウス大神とムネーモシュネー女神の間に生まれた九柱のムーサイ(Μοῦσαι=文芸の女神たち)の一柱のムーサ(単数=Μούσα)である。
ギリシャ文字 古代 Eὐτέρπη 現代Ευτέρπη ラテン文字 Euterpe
現代ギリシャ語の発音で、このムーサ(Μούσα)から、音楽はムシキ(Μουσική)、博物館と美術館をムシオ(Μουσείο)という。
英語だとムーサはミューズで音楽はミュージックで、博物館と美術館はミュージアムである。
たくさんの遺跡のビデオを映像があります。なかなか編集が難しいくて困っています。
どなたかギリシャにお住まいで、ナレーションの入れ方のわかる方がおられたら、
見えないコメントでご連絡ください。よろしくお願いします。