アタランティのハマイ・タナシスはローマ時代のカタコンベ |
Χαμαϊ-Θανάσης στην Αταλάντη
Chamai-Thanasis in Atlanti
フティオティダ県ディモス・ロクロン(ロクリ自治体)アタランティ
Νομός Φθιώτιδας, Δήμος Λοκρών,Αταλάντη
Fthiotida Prefecture,Lokroi Municipality,Atalanti
アタランティの町広場の近くにローマ時代の遺跡がある。
ローマ時代はカタコンベ(地下墓所)だったが、現在はギリシャ正教の地下聖堂となっている。
さてこのローマ時代のカタコンベはどのように発見されたかというとここに脱穀所があって、麦などの殻を粉砕するための床があった。その麦の粉砕は馬が踏みつけて脱穀していた時代があった。その時に地面が沈んで、馬の足が落ちて、このローマ時代の遺跡が発見されたのだった。
ローマ時代のカタコンベが発見された後に、その地下の上にこのように小さな教会が建てられた。
遺跡の看板にはΧΑΪΜΑΘΑΝΑΤΗΣ(ハイマタナシス)と書かれているが、この土地の人がそのように呼んでいるので、そのまま記述されたものだ。
正しくはΧαμαϊ-Θανάσης (ハマイ・タナシス)である。ハマイの部分に地下という意味があり、タナシスは正式にはギリシャ正教のアタナシオスという聖人の名前である。ちなみにアタナシオスはタナトスという死を意味する言葉があり、アをつけることで不死身という意味になる。人の名前になるとアタナシオスである。ギリシャ人の名前には意味がある。
階段は23あった。今はギリシャ正教の地下聖堂となっている。
中には電灯もつけてあり、まぁ、キリストのお参りする人もいるかもしれない。
ギリシャにはネーム・デーというのがある。
聖アタナシオスの記念日は毎年1月18日で、
ギリシャ全国のアタナシオスさんたちやアタナシア(女性形)さんたちが
この日は誕生日のようなお祝いをする。
ネーム・デーは良い!
誕生日だと、今年でいくつ?と聞かれなくて済むので、いい感じだ。
しかし友だちにアタナシオスとか、アタナシア(女性形)がいたら、
必ず電話して、おめでとう、を言わなければならない。
礼儀慣習の見地から、友だちになった人の名前から、ネーム・デーを心がけている。
地下の壁の作りがローマ風なレンガ造りなのだそうだ。
モザイク床があったようなのだが、今は床を見たけど、ない!どうなった!?
地上に出て、一応小さな教会の周辺をぐるりと歩いてみた。
アタランティで先ごろオリーブ畑から古代墓地が出土したというニュースがあった。
近くに住む友人が、見に来い!というのだが、
寒いので、写真でも送ってくれと頼んでおいた。
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agapiギリシャの猫