フティオティダ県のメンデニツァ城 |
Κάστρο της Μενδενίτσας ή Βοδονίτσας
Castle of Mendenitsa or Bodonitsa
フティオティダ県モロス⁻アギオス・コンスタンティノス自治体メンデニツァ村
Νομός Φθιώτιδας, Δήμος Μώλου - Αγίου Κωνσταντίνου,Μενδενίτσα
Prefecture of Fthiotida,Municipality of Molos-Agios Konstantinos,Mendenitsa
フティオティダ県のメンデニツァに中世の城跡がある。
この城はフランク人の様式で建設されたものだ。
ここはテルモピレス古戦場から南東へ6キロメートルのところにある。
1204年にロンバルドの騎士グイド・パラヴィキニ(Guido Pallavicini)によって建設された。
十字軍のモンフェラート公ボニファスがテサロニキ王国を建設し、ボニファス1世として君臨したときに、グイド・パラヴィキニはボニツァ侯爵という称号と所領を得た。しかしながら1224年にテサロニキ王ボニファスはイピロス王国の侵入により戦死し、国は崩壊した。その後はアカイア公国の臣下となり所領はそのままで自治を貫いき、パラヴィキニ侯爵家の支配は200年続き、1414年のオスマン・トルコの侵入により終了した。
この城はカリドロモス山の北斜面に建設されたのだが、
そこにはヘレニズム時代の城壁の跡が残っている。
ヘレニズム時代のアクロポリスがあった場所に城が建てられたのだった。
へレミズム時代のアクロポリスの城壁の跡
斜面に残る積石がヘレニズム時代のものである。
城のある山の周りの農道を車でぐるっと回ってみた。
こんなど田舎に立派なお城の遺跡があって本当に驚いた。
土台も壁もしっかりしているので、昔をまるっきり再現できるように修復できるかもしれない。
しかし、このままの状態の方が、哀愁があって、それも美しいと思った。
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なんかもう忘れられてしまって、城だけが残っています。