ザキントス島のソロモス広場 |
Ζάκυνθος Πλατεία Σολωμού
Zakinthos Solomos Square
ザキントス島の主都ザキントスにはソロモス広場がある。
ソロモスというのはギリシャが誇る近代の大詩人ディオニソス・ソロモス のことである。彼の功績に敬意を表して、広場名となった。
彼はザキントスに1798年4月8日生まれ、1857年2月9日にこの地に永眠している。ディオニソス・ソロモスギリシャ文字で書くとΔιονύσιος Σολωμός、ラテン文字で書くDionysios Solomosである。
ギリシャが誇るこの偉大なる詩人は叙事詩「自由への賛歌」を書いた。
自由の賛歌は158節あり、ギリシャの長い歴史がその中に書き込められいる。
そして1828年音楽家のニコラオス・マンザロス (Νικόλαος Μάντζαρος)によって作曲され、1873年に自由の賛歌の2節までが正式にギリシャ国歌となった。この国歌は同時にキプロスの国歌となっている。
Ύμνος εις την Ελευθερίαν
Σε γνωρίζω από την κόψη
Του σπαθιού την τρομερή,
Σε γνωρίζω από την όψη,
Που με βιά μετράει τη γη.
Απ’ τα κόκκαλα βγαλμένη
Των Ελλήνων τα ιερά,
Και σαν πρώτα ανδρειωμένη,
Χαίρε, ω χαίρε ελευθεριά
日本語訳⇒「Wikipediaー自由への賛歌 」の直訳(和訳)から引用
我は汝を識る、
汝の剣の恐るべき鋭さで
我は汝を識る、
大地を俄かに睥睨する汝の目の輝きで
興隆せしヘレネ人の
神聖なる骨より生まれ出で
さらに汝の古の武勇によって強靭せしめられる
万歳、おお、自由!自由への賛歌
ヘレネ人とはギリシャ人のこと。
ギリシャ人はギリシャのことをエラダ、或いはエラスという。
英語になるとヘラス、、。
ギリシャ人はエリナス、複数形でエリネス。
古代ギリシャ文献の日本語訳だとヘレン人とかヘレネ人とかで出てくる。
ギリシャ国名はΕλληνική Δημοκρατία(エリニキ・デモクラティア)、
英語にするとHellenic Republic(ヘレニック・リパブリック)でヘレン人の共和国である。
ヘレニズム(Hellenism)はギリシャ語でエリニスモス(ελληνισμός)である。
ちなみにヘレニズムはヘレン人の文化のことで、ギリシャ人の文化ということ。
ギリシャ人がしゃべる言葉はエリニカ、古くはヘレニカという。
わたくしはテキトーにギリシャ語を習ったり、普通の生活でそのようなことを知った。
*ギリシャに詳しい方はさらに詳しくわたくしに教えください。
わたくしはただのドシュフでございます。
古い時代に整備された立派な広場でわたくしは感動した。ザキントスは田舎で、風光明媚なだけ!と思っていたのだが、なんか小さな国の国会議事堂前のようだった。
この立派な建物は地上階はカフェテリアになっている。その中は大理石の階段で驚く。
Ναός Αγίου Νικολάου του Μώλου/Church of Agios Nikolaos Molos
この教会は1561年に船員組合によって建設された。1953年の悲惨な地震と火災で唯一生き残った建物である。*地名でアギオス・二コラオスというのはギリシャの各地にある。わたくしの個人的感想なのだが、港のある海岸に多い。聖二コラオスというのはギリシャ正教の海の守護神なのかなと思う。誰かそこのところを調べてほしい。わたくしは先もあまりないので、調べる時間がないので、どなたかに頼みたい。
アギオス・二コラオス教会の正面を撮影してみた。
小さな建物が二つある。なかなか気合を入れて建てられたネオクラシック風。銀行だったかなぁと思うのだが、チェックしていないので、どなたかそこへ行く人がいたら、ネットのどこかに書いておいてほしい。
わたくしはなかなか更新がままならない。ちょっとしたことでも調べなくてはならないので、なんかもういろいろな場所に出かけてたくさん写真を撮っていても、先にブログが進まない。
読みこなすのが面倒なので、写真だけにしてしまうこともあります。
わたくしはオバサンも良いところです。今は長寿の世の中なので、
健康に気を付けています。