ケファロニアの主都アルゴストリ |
Kefallinia - Argostoli
アルゴストリは人口が10,633人(2011年)で、ケファロニア島の主都である。
その昔の主都はアギオス・ゲオルギアスであったが、1757年からアルゴストリへ資本と行政の移動があり、海運業で栄えた。
アルゴストリ湾に架かるデ・ボセ橋は1813年にスイス人シャルル・フェリペ・デ・ボゼによって建設された。1809年から1864年からイオニア諸島を治めたイギリス軍は彼を技師を軍人として採用し、のちに1810年から1814年までケファロニア知事とした。
2005年にこの橋へは車両乗り入れ禁止となったので、車で対岸の村へ行くには峠を越えて廻るか、フェリーに乗っていくかになった。経済危機のためこの橋の補修工事は具体的な計画が進んではいない。
パナギス・ヴァシリアノス(Παναγής Βαλλιάνος/Panagis Vallianos; 1814-1902)はケファロニア島出身の商人で、現代ギリシャ海運業の父と呼ばれ、子供たちの教育、刑務所の建設整備、ギリシャ国立銀行への多額の貯金を行い、国のために多くの慈善事業を行った人物である。
広場には市役所や考古学博物館や民俗博物館がある。残念ながらケファロニア考古学博物館は4,5年前の地震で閉館したままとなっている。経済危機のあおりで、当分見学は無理なので、困ったものだ。
市庁舎入口周辺に円柱の装飾部分の彫刻が並んでいた。立派な彫刻で感動した。
広場にはおしゃれなコーヒーショップがこんな感じたくさんある。
Φάρος των Αγίων Θεοδώρων/Lighthouse of Saint Theodore
1828年に英国司令官チャールズ・ネイピアによって建設された。高さは8メートル、中央の高は11メートル。この灯台は1953年に地震によって破壊されたが、その後1960年に元の姿に復元された。
Καταβόθρες /Katavothres
ここはカタヴォスレス洞窟という場所らしい。洞窟というのは納得できないが、メサリニ洞窟と地下でつながっているらしい。
夏は人でいっぱいのようだが、季節がずれだと、人っ子一人いなくて寂しい感じだ。また5月ごろから人でいっぱいになるのかもしれない。
アルゴストリの町と海の風景が美しい。そして彫刻。カフェも素敵。季節外れの海辺は哀愁もありますね。風景が素敵です。そうそう、奇特なパナギスさん、頭が下がります。