ケファロニア島 古代都市クラニ |
Kefalonia - Ancient Krani (Krane)
古代クラニの遺跡はアルゴストリから1キロメートル南東にある。
ケファロニア島には4古代都市(サミ、クラニ、パノルモス、プロノイ)があり、クラニはその一つである。
古代都市クラニは古典時代(紀元前500年-300年)とヘレニズム時代(紀元前300年―100年)に繁栄していた。アクロポリスと城壁が残り、そこには門や塔も残っている。ケファロニア島から帰宅してから、この遺跡の中にデメテールとペルセポネの神殿があったと知り、気が付かなかったことで、数日落ち込んでしまった。
一応遺跡内をぐるっと歩き回ってみたので、撮影した写真を記載する。
この茶色の黄色の文字の看板はここはキュクロープス式壁と書かれている。ここだけはキュクロープス式という石の形が不ぞろいだがきっちり積んだ壁となっている。ほかの壁は長方形のものをきれいに揃えて積んでいる。
この平らな辺りが古代の門の遺跡という。一応撮影した。
城壁の周りの山斜面を歩くのが面倒になったので、思い切って壁の上に乗ってみた。
城壁の上はさらに歩くのは無理状態であった。なんかもうゴロゴロで足首に良くない。
古代の塔があった。
ここは門か、塔か、わからないが、一応撮影してみた。あとでわかるときもあるし。
城壁の終りのところまできた。
遠くに見える山はアギオス・ゲオルギオスである。そこの中世の城壁が見える。
古代クラニの城壁は二つの丘にまたがっているようだ。
トコトコ下りていくと小さな教会あたりに仔犬がいて、尻尾をふりながらもうるさく恫喝してくる。このあたりはヒツジやヤギの放牧地になっている。放牧家畜の番をする職業を持つ犬は苦手である。
下の写真はこの古代クラニのどこかにあるアギア・トリアダ( Αγίας Τριάδα=聖三位一体)教会の遺跡である。この遺跡のあったところにはデメテルとペルセポネの神殿があったという。その神殿の廃材で建てられたのであろうアギア・トリアダ教会は下のような写真である。ウィキペディアのギリシャ語版にあったので掲載した。
Αρχαία Κράνη - Βικιπαίδεια
神殿委はお詣りしたいと思っています。