レスボス島 ミティリニのカストロ 2.カト・カストロ |
Το Κάστρο της Μυτιλήνης 2.Κάτω Κάστρο
The Castle of Mytilene 2.Lower Castle
ミティリニのカストロの外城壁は北西に広がり、カト・カストロ(下の城)と呼ばれる。そこは町の人たちがかつては散歩コース、ジョギング・コースだったが、難民が増えて歩いている人が少ないというか、わたくし一人だった。難民が押し寄せてくる所為で昨年から今年は観光客が大幅減でとなった。
下の写真はミティリニ古代劇場から撮影したカト・カストロの部分である。
ミティリニの城壁は海側にもずっと続いていて、風光明媚この上ないのだ。
下の写真はアノ・カストロ(上の城)の北側から撮影したものである。
わたくしはここから異民族な不思議な男がうろうろしているのを見た。
これからわたくしはそこまで行き、外城壁内を見てこようと思っているのだ。
ううむ、こうなったら、棒切れか、羊飼い用の杖を持ち、何かあったらオオタチマワリだわ。しかし右手を骨折した後なので力が出ない。宇産む。それなら左ポケットに石つぶてだわ。などとくだらない考えを巡らせたが、いろいろ考えた。
北西の外城壁内には建物が数個しかないので速攻で見て、東側城壁の下には海岸線すれすれのアスファルト道路があるので、そこは車で行くことにした。ちなみに運転手は家人がすることになり、遺跡の真横にいることになった。
北西外城壁内
北西城壁の門と塔
同じく丸い塔のある外壁
中に入るとトルコ帝国時代のハマムというトルコ式公衆浴場があった。
レスボス島は温泉もあちらこちらに出るので、かわいいハマムの遺跡もあちらこちらにある
屋根のところは大きな丸いガラスがついていて、日中お風呂でのんびりしている人は太陽光線が赤や青のガラスを通して入ってくるのを楽しんだのだろう。このハマム遺跡は可愛いわ
この城壁を兼ねる建物の向こうは海である。そこに人が潜んでいるとわたくしは感じている。見たことのないシリア人ではない不思議な風体の異民族がの男がそこにいるは上の城壁にいたときから見ている。ひょっとして難民キャンプが合わなくてここで暮らしているのかな?それともモリアの難民キャンプから歩いて毎日ここにきて日がな一日過ごしているのかな?
ミティリニのカストロ東海岸の城壁
東海岸側のアスファルト道路は周辺には家は一軒もない。城壁と海に挟まれた道路になっていて、海側に難民の人たちが数人いた。
東の城壁はこんな感じで下には古代の石積みがある。
途中車を降りて、先ほどの外城壁内(カト・カストロ)に向かう小道を歩いた。
ここをあるって行くとトルコ式公衆浴場ハマムのところへ行くことができる。
ここを通過出るアスファルト道路はない。
このあたりはちょっと前まではミティリニの町の住民の散歩やジョギングのコースだったが、今は難民がこのあたりを歩いていているので、昼間は誰もいなかった。難民の人権があり、キャンプ内にいるとストレスとなるというので、ミティリニの風光明媚なところを難民の人たちが歩いていた。良い人もいれば、震撼するような恐ろしい人もいるので、なんだかもう、住民は大変だわ。
わたくしが歩いているこの海側の城壁のところから怪しいげな難民が一人現れてきた。
なんかこのあたりの城壁の後ろの隠れている男たちも結構いる。ただ歩いていると誰もいないと思ってしまう。わたくしは上の城壁から確認していたので、気配がした。誰かがどこかで見ているのはわかった。
わたくしは、ここで、一人のどこの国か知らないが、女性を無理やり車に乗せた。まったく疲れる。車の周りにたくさんの異国情緒あふれる男たちに取り囲まれた。ひょっとしたら危険でもないのかもしれないし、ものすごい絶対絶命だったかもしれない。
わたくしが救った女性がアホすぎた。わたくしがそこにいたからこそ危機一髪で救われたという感謝の気持ちに乏しい。まぁ、人として見捨てるわけにもいかないし、なんだか、あきれて疲れた。
レスボス島のミティリニの町中は安全で、その他のレスボスの観光地も安全である。
わたくしが勝手に決めた危険地帯
・ミティリニのカストロの周辺で、上の城壁の有料地帯は安全である。
・ミティリニの港の自由の女神像の下あたり。
モリヴォスとかエレソスは安全でとても素晴らしい。