ミロス島の古代劇場 |
Milos - Klima - The Ancient Theatre
ミロス島の古代劇場はローマ時代のものでる。
劇場建設はヘレニズム時代にも行われていた。
このクリマの地に残る古代都市の遺跡は劇場以外は現存していない。
ミロス島の最初の都市はフィラコピの先史時代のもので、地震、或いはほかの理由で崩壊した。その後にクリマに都市が移り、アルカイック時代からローマ時代の人々の生活の痕跡を残している。
この劇場は古代都市ミロスの中に唯一残る遺跡である。
建築材料はパロス島の大理石である。
劇場
劇場の下の方にクリマ村の海岸と海を挟んでミロス島の対岸が見える。ミロス島は蝶のような形をした島である。
海を挟んでミロス島の対岸が見える。あちら側には人があまりすんでいない。
劇場の上に未舗装の道路がある。
現在のところ劇場が修復中となっている。
古い大理石は象牙色でやや黄ばんでいるが修復しているところはピカピカ真っ白だ。
舞台の上のところに、屋根の形のある、飾り彫刻が二つ設えらている。
ちょっと前の遺跡の写真だとそれらはない。いつも修復やってるなぁと思っても、
ずっと行かないでいると円柱とか壁とか座席とかがきれいになっていたりする。
白い小さな階段がきれいに整えられているが、中には入ることが出来ない。
修復というのはいったいどこまでやるのだろうか?
古いものをそのまま残しても、古いので劣化が激しいので、
そのままを維持することもにしておくのもお金がかかるらしい。
劇場の正面に行きたいのだが進入禁止というか侵入禁止の鎖が張ってあった。
二つの建物、劇場とそれに隣接する建物を上から撮影。
二つの建物を下から見るとこのような感じであった。
劇場へ道
劇場の上の道を通って劇場の正面へ行く。
上の写真は下へ行く道の古代の壁。
下の写真はそれを下から撮影したもの。
劇場に隣接する建築物の壁および廃材置場
立派な大理石の廃材の山だわ!なんかもったいないような材料ばかり。
ああ、このような飾り彫刻入りの廃材に台をのせて部屋の調度品にしたいくらい。
そんなことは違法であるが、もったいないようなものがどっさりあるなんて!
こんな重たいものを運ぶことは出来はしない。
素敵な劇場だったのだろうとレリーフなどを見て思った。
素敵な場所には素敵におしゃれをした紳士淑女が集まったのだろう。
この劇場についての詳細な資料は今のところ持ってはいないので、後に加筆する。