ミロス島アダマス |
Milos - Adamas
この夏の終わりの9月頃にミロス島に行った。その話をまだ書いていないので書く。なんかもういろいろごちゃごちゃ歩いているので、どこがどうだったか忘れてしまった。
これを書いている現在はギリシャ本土の遺跡を探して冒険をしている。冒険というのは危険がともなうのだ。たかが遺跡めぐりという人もいるのだろうが、真っ逆さまにずり落ちそうな岩山とか、見た目はらくでも、未開の地に放り出された遺跡に石で出来た大穴もあるし、滑って落ちた穴には海の水が入り込んでいて、危険がいっぱいある。だからわたくしはちょっとは冒険家である。
さて下の案山子は海岸沿いにあった。何のために案山子が?と思うのだが、まぁ、ないよりあったほうが楽しい。
ここはアダマスの町から西へ行ったところである。アダマスにはフェリーや客船が出入りするところである。ここからミロス島のいろいろなところへ行くバスが出てはいるのだが、あまり頼りにはならない。
この夏はミロス島でたくさんのアメリカ人をたくさん見た。女子のグループとか、男子のグループとか、ほかはヨーロッパ人だった。ほかにオーストラリア人の団体にもであった。なんかもう、良いところだなぁと思った。住んでも良いかもしれないと思った。
ノーヘルでバイクを借りて島を回っている人がたくさんいた。
アダマスのレストランとかカフェーはどこがいいのか?と聞かれたら、アクタイオン(AKTAION)がいいと答えるだろう。普通にスパゲティが美味しかった。サラダも大盛りだし、コーヒーも美味しい。ミロス島アダマスのレストランですごくいいというところに行ったが、アクタイオンで普通が広くてのんびり出来て良かった。わたくしは特別にものすごい料理は期待していないので、満足した。アクタイオンはあまりネットで大好評を博しているわけではないのだが、ひょっとして、シェフが代わってよくなっているのかもしれない。そういうのは店の裏事情だからわからないが、そうなのかなぁと思った。
ミロス島といえば、ミロのヴィーナスが出土したことで有名な島である。ミロのヴィーナスもすばらしいが、ミロのポセイドン(アテネ国立考古学博物館)もすばらしい。もう三つ又の鉾を持って立つ姿はかっこ良過ぎて、何だ、これは!?と思った。
この島には古代遺跡が三つある。一つは古代都市ミロスに残る劇場、二つは古代地下墓地カタコンベ、三つは先史時代のフィラコピ遺跡である。ずっと楽しみにしていたので、見ることが出来て幸いだった。ファラコピ遺跡の海岸線は断崖と激浪(げきろう)を見ることが出来た。波は荒波で遺跡には進入禁止のロープが張ってある。そこを入って進むと絶壁で、落ちそうになる、なるほど危険だわと思った。
さてミロス島を引き続き書いてはいるが、11月22日はメガラ考古学博物館に行き、その後、メガラのアクロポリス二つあるのだが、行く予定である。
ミロス島にまた行きたい。ミロス島の漁村がすばらしかった。世の中には違う感性の人が作る美しい景色というものがあるのだなぁとしみじみ思った。