セリフォス島ホラの市庁舎の広場 アノ・ホラ広場 |
Serifos-Hora - The Square of Ano Hora
セリフォス島のホラはアノ・ホラとカト・ホラと人々は二つに分かれる。
アノ・ホラは上のホラで、カト・ホラは下のホラという意味である。
ホラの町のカト・ホラからアノ・ホラをお歩くのは結構きついので、
リヴァディからホラ行きのバスを利用してで考古学博物館前で降りると良い。
セリフォス考古学博物館の右脇のアスファルト道路へ行くと、
そのあたりにカエルの絵が描かれた喫茶店「バトラホス(Βάτραχος)」があり、
その右側の急な階段道を上がって行くのである。
セリフォス市庁舎 Tο Δημαρχείο
ネオクラシック建築の市庁舎というより町役場という感じだろうか?
市庁舎とか町役場とか村役場とかをギリシャ語ではディマルヒオ(Δημαρχείο)という。
アギオス・アナスタシオス大聖堂 H Μητρόπολη του Αγίου Αθανασίου
この教会はアギオス・アタナシオス・聖堂(ミトロポリス)なので、セリフォス島のギリシャ正教の中心地なのだ。
市庁舎と大聖堂を中心としてその週変異は美しい喫茶店がいくつもある。
ギリシャ語で「カフェニオ」古くは「カフェニオン」という。
日中の広場に日陰がちょっぴりあるのはストゥ・ストラトゥだけのようだ。
ストゥ・ストラトゥ Στου Στράτου Stou Stratou→Στου Στράτου Σέριφος
青い席の店はストゥ・ストラトゥという有名なカフェ二オン(喫茶店)である。
椅子の色が違うと店も違うので注意!
ここはギリシャワインやウゾなど飲むのには最高の環境である。
夜になるとどの店も外席は満席になる。しかも外国人ばかり。
ギリシャでは酒に酔うのは恥さらしなので、深酒はしない。
夏ならば涼しい夜風の中でちょっと一杯やりながら、おしゃべりをするのだ。
そのようなギリシャの島の生活スタイルを外国人が満喫している。
普通にセリフォス島のホラの町中に住む人々は、車の来ないので、
道に小さなテーブルと椅子を出して世間話をしている。
広場の中を歩くと必ず猫がどこかにいる、たいていはテーブルや椅子の下で昼寝をしている。
セリフォス島滞在はわずか4日間であったので、アノ・ホラ広場のすべての喫茶店と料理店には行けなかったので心残りである。
どのお店も素敵で、エーゲ海の郷愁ノスタルギアがあって、すばらしかった。
ストゥ・ストラトゥの右側の道を抜けて、少し行くと、ロジアという商店がある。
ロジア(ΛΟΤΖΙΑ/Λότζια)
ロジア(ΛΟΤΖΙΑ/Λότζια)というのは古くからある店のようで、だいぶ昔の旅行案内記にも載っており、今もあるらしい。トンネル道の中にある小さな店だ。
ロジアへ行く途中で普通に猫とすれ違うのが楽しい。
ロジアというお店はこんな感じでおみやげ屋さんだった。この店の入口にセリフォス・ワインのロゼが何本かあった。セリフォスのワインは多くは生産されないので貴重なものだ。この地のワインはギリシャの本土ではまったく見られない。色は褐色だった。ああ。買って置けばよかった!
この周辺を歩いている人たちが外国人で、まるで村人のような暮らしを楽しんでいるようだった。彼らは古い民家を借りて数日ここでの暮らしを楽しむのだろう。
冬のカフェニオンは島のお年寄りの憩いの場所で、コーヒーを飲みに毎日やってくる人もいる。やって来ないとみんな病気かな?と心配するらしい。
夕方は土地の人が行くコーヒーショップに行ったりしています。