2014年 08月 20日
ディロス(デロス)のアフロディーテーのグループ彫像 |
アフロディーテー、パン、エロスの大理石のグループ彫像
Μάρμαρο Ομάδα της Αφροδίτης με τον Πάνα και τον Έρωτα από την Δήλο
Εθνικό Αρχαιολογικό Μουσείο της Αθήνας

女神の横顔。頭に巻いた布の結び方がおしゃれであり、エロス神の顔がかわいらしい。

パン神はアフロディテ女神のサンダルをほしがっている様子が表現されている。

アフロディーテーはギリシア文字でΑφροδίτη、ラテン文字でAphroditeである。
現代ギリシアでは文字は同じで、アフロディーテーと読む。現代ギリシャにはこのような名前を持つ多くの女性が美醜に関係なく住み暮らしている。
ちなみに、パンとか、エロスという名前の人はいない!

アフロディーテー女神にはへーバイトス神という物づくりの神を夫として大神ゼウスから与えられたが、恋多き女神にはこの結婚は大失敗だった。
ふと思った。おばちゃんだからとか、食べるのが好きだからとか、屁理屈をこねて、女を怠るとたいへんなことになる。女を鍛えないと、悪臭を放つ神罰が与えられるかもしれない。
アフロディーテー女神を信仰する美しい女性の話 イソップ寓話
アフロディーテーの恋の相手で有名なのは軍神アレスと人間のアドニスであった。彼らはどちらもこの上なく美しかったのだった。ほかにも恋人としてヘルメス神が名前など数多くの神や人間がいた。軍神アレスは荒々しく戦いを好む神ではあるが、神々の中で最も美しい神だった。なのでこれはアフロディーテー女神の一目ぼれなのか?
ちなみにあの美しい神と思われるヘルメス神は商業と伝達の神で、アフロディーテー女神には交渉術を使って迫ったのである。神々はへーバイトス神のような地味な物づくりの神であっでも、やはり神なので美しいのである。へーバイトスは物づくりの神、現代ならメカニックの神様である。本当にもうギリシャ神道を復興して欲しいものだ。
ちなみに美と愛を司るアフロディーテー女神は学問と芸術とスポーツを司るアポロン神とは恋人関係はない。アポロン神は美しい神であったが、神々の中では女神や女性にもてないほうである。恋人になった女性は不幸になっていることが多い。やはり女神や女性には大神ゼウスが一番人気である。
アフロディーテー女神を信仰しなかったリムノス(レムノス)島の女性たち 神話
へーバイトスは大神ゼウスと神々の女王ヘラの息子で軍神アレスとは兄弟である。
へーバイトス神はリムノス島の島の人々から信仰された神で、その土地の女神との間に男女の神々カヴェロイ(カヴェリ)を儲けた。リムノス島で生まれたこの神々の名前や顔は秘せられ、サモトラケ島では偉大なる神々として信仰された。
まぁ、へーバイトス神はアフロディーテー女神と離婚たが、その後リムノスの優しい女神と再婚したのだった。
しかし島の女性たちはアフロディーテー女神がへーバイトス神に不実であるということで信仰するのを止めてしまう。するとアフロディーテー女神はそれを怒り、島に住む女性たちのすべてに悪臭を発する神罰を与えた。
おかげでリムノス島の男たちは女たちを相手にせず、奴隷の女たちと仲良くするにいたった。そこで女たちは島の男たちをすべて殺すことを決め、島から男がすべていなくなった。そしていつの間にか長い月日の中で神罰は消えいた。
それから、ずっと女だけの島となっていた。
アルゴー船に乗ってやって来た英雄イアーソン、ヘラクレス、、などが、金の羊毛を奪還しに黒海周辺に位置するコルキスへ行く途中に立ち寄った。そこで島の女たちと関係を持ち、また子供が生まれて島は繁栄していく。この話は長くて、細かい部分がたくさんあるので省略。
アフロディーテー女神を信仰を怠ってはいけないのである。
べつに恋に興味なくても、おしゃれに興味がなくても、いつも身だしなみをきれいにしないと、悪臭の神罰が下るようだ。
アフロディーテー女神を信仰する美しい女性の話 イソップ寓話
ある村のマダムはそれはそれは美しく気立てもよく忍耐強い女性だった。
夫が家の奴隷と浮気をし、本気になっていった。
その奴隷の女は、マダムと同じような豪華なものを身につけ、
さらにけばけばしく化粧などをして、マダムを馬鹿にしていた。
夫は女奴隷のどこか気に入ったのかわからないが、
その性格も悪く趣味の悪い女奴隷を日に日に深く愛するようになった。
マダムはアフロディーテー女神にお祈りをすると、
女神が現れ、マダムをお慰めになり、このように述べられた。
「わたくしはあの底意地の悪い女奴隷を怒る気になれない。
それよりもあのような女を美しいと思うお前の夫に、心底、怒りを覚える。」
それでこの話はおわってしまうので、このマダムと夫の結末がわからない。
アフロディーテー女神はどのようになさったのだろう?
by lemonodasos
| 2014-08-20 19:27
| アテネ国立考古学博物館
|
Comments(3)
う~ん。おもしろいですねえ。ひとえに、檸檬さんの解説が素晴らしすぎるのだとは思いますが。ギリシャ神話は面白すぎる。檸檬さんのブログ発見してヒットでした。ヒット中のヒット。女は、身だしなみ大事ですねぇ。いくつになってもねぇ。今回、リトアニアに行って思いました。日中でも長い薄いロングドレスで歩く女性を良く見かけたこと、なんかコンサートでも行くのかとおもいきやそうでもなさそう。女度が高いのでした。ああ、反省。アフロディテ女神のアドバイスというか、説法と言うか・・・なんだかいいですね。その通りの様な気がします。男女のことは当人たちしかわからないから。・・・ですねぇ。・・・
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女神の神のバンダナのようなスカーフの巻きかた。すごくお洒落ですよね。参考にしたいくらいですが、顔が違いすぎて絵にならないので見るだけします。キューピットも可愛い。l
sheri-sheriさん、ギリシャ神話は紀元前のものしか読みません。
構成の詩人や詩劇のものは美しいかもしれませんが、神を貶めることも多いです。
古代のありのままに残った形から、各神を信仰していた部族というか
地域の人々の思いが、神話の中にあるように思います。
構成の詩人や詩劇のものは美しいかもしれませんが、神を貶めることも多いです。
古代のありのままに残った形から、各神を信仰していた部族というか
地域の人々の思いが、神話の中にあるように思います。



