Ίος - Παλαιόκαστρο
Ios - Paleokastro
イオス島のパレオカストロ(古い城という意味)はビザンティン時代にできた城です。この城はイオス島へ海賊の侵入から防ぐために西暦10世紀頃に建てられたものです。この城は東の海岸の岩山に建設されていて、アスファルト道路上のアギア・テオドリとプサティの間にパレオカストロの看板があります。1397年になるとベネチア人がマルクス・クリスピという人物が島民の安全を守るためということで、イオス島の支配者となり、このパレオカストロ強靭化しました。
数日間イオス島を数日歩き回ったので、足腰疲れて限界になりました。
あの遠くに見える荒廃した城まで歩いていこうという気力がなくなってしまいました。
この次にイオス島に上陸したときは最初に訪問したいと思います。
荒廃して残るパレオカストロまで行く道は整備されて歩きやすそうですが、いったいどれくらい向こうにあるのか想像が付きません。この次はきっと行きますので申し訳ありませんと、パレオカストロに対してわたくしは頭を下げました。どこでも行ったらもれなく見る!がわたくしの方針にしていますが、歩くのが限界なときもあります。
望遠でパレオカストロの写真を撮影しました。中世に建設されその後、いつの時代か、放棄されてしまったので、このような感じで残っています。
さらに大写しで撮影すると城跡とそこへ行く小道があるのが分りました。この荒廃してしまったパレオカストロの城跡のどこかに真っ白い小さな教会が建っているそうです。その教会の名前はパナイア・パレオカストリッツァ教会が建っているそうです。パナイアはギリシャ語で聖女マリアのことであります。
このパレオカストロ遺跡の道路から遠くに見える景色はこのような感じでありました。
なんかもう、日本を離れて、ギリシャに住んで長い年月が過ぎました。ふるさとがものすごく遠くて、しかし心は日本です。寂しいけど、不思議な世界をずっと歩いていて、そのような気持ちを紛らすという感じです。わたくしの歩くのはギリシャの現実ではなく古代です。だからとても不思議です。この頃、わたくしは遺跡巡礼をしているのだなぁと思いました。日本の四国の巡礼と似ています。そこには不思議な気が張りつめていて、道は開かれている、のです。この道には出会いはないです。
わたくしはこのようにギリシャの遺跡をローラー作戦のように見学しまくっています。古代遺跡を歩くにはわたくしの情熱ばかりではなく、わたくしのようなものに温かくそして親切をしてくださる人々が周辺にいて、暇なのでついつい行ってしまうので、そのようになってしまいました。ギリシャの現実、日本の現実、世界の現実からかけ離れたところの世界にわたくしはいて、このあとどうなるのだろうと思います。まぁ、そのようなことを考えても、わたくしの力だけで世の中はどうにもなるものでもないので、しょうがないです。
イオス島のホラの町を楽しんだら、アテネに戻るか、ティノス島か、サントリニ島か、ディロス島に行きたいと思っているところです。