アルカディアのアフロディーテー・エリキ二神殿 |
Ο Ναός Αφροδίτης Ερυκίνης
The Temple of Aphrodite Erykinis
アルカディア県ゴルティナ自治体コンドヴァゼナ、ルトラ・アフロディティス
Νομός Αρκαδίας,Δήμος Γορτυνίας, Κοντοβαζαίνα, Λουτρά Αφροδίτης
Prefecture of Arcadia,Gortynia,Kontovazaina,Lutra Aphrodite
このアフロディテ聖域のある場所はアルカディア県とアハイア県の境で、アフロディシオ山というところにあります。一般的にはルトラ・アフロディティスと呼ばれる場所です。意味はアフロディーテーの風呂。この遺跡のアスファルト道路沿いに湧き水が出ています。
この聖域は古代アルカディアの古代都市プソフィスの管轄であったようです。
今はプソフィスの古代都市はアハイア県で、このアフロディーテー聖域はアルカディア県に入ります。
アフロディーテー聖域全体はこのような感じで残っており、
ギリシャ正教の聖ペトロス小教会が遺跡内にありました。
アフロディーテー神殿は聖ペトロス小教会の向こう側にあります。
二つの古代建築物の四角い基礎の部分が残っていました。
たぶん奥が神殿であったのかもしれません。
わたくしにとって、この遺跡の詳しい資料というのはパウサニスの旅行記だけです。
ほかに編纂された資料というのはまったく読んではいません、というか、
読んだのはパウサニスを基にして書いてるものばかりでした。
なので、年代、規模については、まったくわかりません。
おそらく神殿だったところ(1)
おそらく神殿だったところ(2)
神殿前の建築物跡
神殿遺跡から聖ペトロス小教会を撮影
大理石を張った古代参道のような地面の遺跡 アハイアを一望
古代建築物遺跡 (参道近くの建築物)アルカディアを一望
不明の遺跡 石の張ってる一本道を行くと、そこに三つの建築物が残っていました。
三建築物を横から撮影しました。
この三つ並んだ建築物は神官の家あるいは共同泉場などがあったのでしょうかね。
三建築物の場所から遺跡全体を撮影しました。
このアフロディーテー聖域にはアフロディーテー・エリキ二スという名前で呼ばれるのは、シチリア王エリクスの名前から由来します。アフロディーテー・エリキ二スはエリクスのアフロディーテーという意味です。古代プソフィスはエリクスの娘のプソフィスに由来し、プソフィスと英雄ヘラクレスの間に生まれた息子たちによって、この聖域は建立されたようですが、、ということはこのアフロディーテー聖域は古代アルカディアの都市である古代プソフィスの管轄にあったのでしょう。
この聖域は古代においてはアフロディテの大聖地で、神託も出していたようなことが言われていますが、アフロディテの神託って、、ちょっと考え込んでしまいました。
お手間をかけて申し訳ありませんが
投票よろしくお願いします。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村