トラキアのクサンティの町 |
クサンティ県出身の有名人は古代ではアブデラ出身のデモクリトスという哲学者がいます。彼は原子論を唱えた人物です。現代では作曲家ハジダキス(1925 – 1994)がいます。「日曜はだめよ」という歌を作りました。
クサンティ市内にはトルコ人が少し住んでいます。ギリシャに古くから住むトルコ人は穏やかで清らかなに暮らしています。
アブデラからクサンティの町へ来る路上で、トルコ人の女性たちがスカーフをして、夏ですが、ドレスの上にコートのようなものを来て歩いているのを見かけました。スカーフといっても、わたくしから見ればよく首に巻いたりする正方形のスカーフを三角に折って、首の下で結んでいる感じでした。歩いている女性たちはなかなかのマダムでした!あのスカーフは絹です!あの中にはフランスのブランドなどもあるかもです。
トルコのイスタンブールに行ったとき、トルコ製の高級スカーフ店があったのを思い出しました。今にして見れば、あの時にスカーフを買って置けばよかったと思いました。
クサンティの町中を歩くと、まぁ、ごちゃごちゃとして、滅茶苦茶な小さな道路網に頭痛がしてきます。
一方通行の狭い道に間違って入りそうになりますし、あるときは地元の人なのに間違えて、正面からやってくる状況があります。テキトーにテキトーに安全なところに車を駐車して、町中をうろうろしました。
写真にすると風景はなかなかよさそうに見えるます。わたくしはクサンティは苦手です。
このブログ上の写真では素敵な感じもしますが、都市計画が偶発的に拡大した状態で、
古き良き町の周りがごちゃごちゃなんですよ。
ギリシャの町って、ごちゃごちゃしている場所ばかりで、すっきりくっきり感がありません。
まぁ、アレクサンドルポリのほうはすっきりしていました。
オールドタウンと思われるところをぐるぐる歩き回ったのはトルコ人経営のお菓子屋さんで喫茶店も兼ねているお店がないかなぁと思ったからです。オールドタウンには何もありませんでした。たぶんギリシャ人ばかり住んでいるのかもしれません。レストランも普通にギリシャ料理なのでした。
トルコ人経営のおいしいお菓子屋さんはありませんか?
どこかのお店で聞く場合はそこで何か買わないといけないかなぁと思います。
もしもお店でそのようなことを聞けば、うちにチョコレートとキャンディーとビスケットがあるから買っていきなさいと返されそうです。
ペリプテロ(キオスク=小さな売店)で水を買いながら、おいしいお菓子屋さんで喫茶店もやっているお店ははどこですか?と聞くことにしました。3回ほど聞いて、水3本になりました。
ところで、下の写真に左側は博物館のようです。
オールドタウンには古くて立派そうな建物がありましたが、けっこう無人になっています。
修復には相当なお金がかかります。なんか窓ガラスが壊れていて中が見えますが、
開けっ放しだと空気の行き来で風化が加速しそうです。余計なお世話かもしれませんが、。
そてにしてもドアが立派で感動しました。
歩くのが面倒になったので、また車でぐるぐるして見ました。
石畳の上を走るのって皆さん腰が痛くなりますよ。
行き止まりにギリシャ正教の小さな教会がありました。
狭い小道が網羅されていて、いったいどこにいるのか分からなくなります。
一方通行なので来た道は戻れないので、信じられない場所に出てしまったりします。
ぐるぐるでもう勘弁してよ、クサンティは苦手だわ。
いろいろ考えた結果、町の広場にあったグッディーズというギリシャのファーストフードのフランチャイズ店で一休みしようということにしました。
町の大きな広場にどうやったら戻れるのでしょうか?
いったいどこをうろうろしているのか分からなくなります。
やっとこトルコ人経営のおいしいお菓子のある喫茶店の場所を教えてくれるペリプテロがありました。
オールドタウンの外にあります。ネア・エラスという名前の店です。新ギリシャという意味です。
普通の町中にありました。店の外観はこんな感じです。トルコのお菓子がいっぱいあります。
そしてアイスクリームが3種類あって、バニラ、チョコレート、イチゴです。あの糸を引くアイスクリームです。
ラバニというスポンジケーキとバニラを注文しました。やっと探し当てて食べました。
ラバニというスポンジケーキにはシロップがかかっていて、もう甘さ爆発という感じです。
ギリシャ人は甘いのが大好きですが、日本人も甘いのがすきですが、なんというか日本人の甘いというのはギリシャ人には無味のようなものです。店に来た人たちはみんな美味しい美味しいといって食べていました。わたくしにも美味しいというのは分かりますが、全部食べるのがやっとでした。美味しいですがキョーレツな甘さでした!
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