古代オイニアダイの劇場 |
Το θέατρο των αρχαίων Οινιάδων
The Theater of Ancient Oiniadai(Oiniades)
エトロアカルナニア県イエラス・ポリス・メソロンギウ市イニアデス
Νομός Αιτωλοακαρνανίας,Δήμος Ιεράς Πόλης Μεσολογγίου,Οινιάδες
Etoloakarunania Prefecture,Μunicipality of Iera Poli Messolonghiou,Iniades
紀元前4世紀中頃のこの劇場は建設されました。
自然の岩を削った観客席と土斜面に石材で積み上げた観客席があり、
半円の劇場になっています。
さらに紀元前3世紀にさらに増改築されました。
アカルナニアの重要な古代劇場のひとつになっています。
この劇場ではたくさんのお芝居が上演されたことでしょう。
古代オイニアダイは古代アカルナニアに位置しており、
神話のよるとアカルナニアはアカルナーンという人物の地名から来たもので、
アカルナーンの父はアルクマイオーンで母は川の神アケローオスの娘カリロエーと言います。
そしてアカルナーンの祖父はアンピラオスというテーバイ攻めの七将の一人でした。
それでこの劇場ではアイスキュロスの「テーバイ攻めの七将」などが上演され、
アカルナニアの祖先の栄光を思い、国威発揚したかもしれませんね。
遺跡の看板にあった劇場スケッチです。
岩を削った観客席の通路階段はこのような感じで残っています。
約2500年の年月の風雨によって石が溶けいますね。
見学が終了したら鉄格子の重いドアを再び閉めておくのが掟のようです。
開けて置くと放牧されている羊や牛が入ったまま、気に入って、
住んでしまうかもしれません。
そして見学に来た人が、羊や牛をここで見るかもしれません。
羊はいいですが、牛はぎょっとします。
アルカニアにイオニア海岸沿いで野良牛みたいなのが普通に歩いていました。
なんだかすれ違いながら、恐怖を感じてしまいました。
この劇場は山の上の森の中という感じです。この劇場のさらに上にアゴラがあります。
森の中を一人で歩くのは怖いです。そういうことはあまり感じたことがないのですが、
草木が深いので、すーっと、古代人がたくさん現れたらどうしようと思いました。