アグラウロスの洞窟 アテネのアクロポリス北東斜面 |
Σπήλαιο της Αγραύλου
Cave of Agraulos
アッティキ(アッティカ)県アテネ市アクロポリス北東斜面
Νομός Αττικής, Δήμος Αθήνας, Βορειοανατολική Κλιτύς Ακροπόλεως
Attiki(Attika)Prefecture, Athens City, Northeast Slope of Acropolis
アグラウロスの洞窟はアクロポリスの北東斜面にあります。
落石などもあって洞窟は上ることはできませんでした。
この洞窟はアグラウロスという女神かニンフの神域です。
神話によるとアグラウロスというのは神話に出てくる女性の名前で二人います。
第一のアグラウロスはアクタイオス王の娘で、アテッィカ王ケクロプスの妻です。
アッティカはケクロプスが治める前はアクタイオスが王で、
その地名はアクテーあるいはアクタイアと呼ばれていました。
アクタイオス王の娘を妻として、神々の地であるアテナイを相続します。
ケクロプスは大地の女神ガイアの息子で、半身が人間で半身大蛇でありました。
そしてアテネ(アテナイ)という地名ができたのもこのケクロプスの時代です。
アテナ女神とポセイドン海神の間でアテネの守護神の座をかけて競い、
ポセイドンはアクロポリスのエレクテイオンのあたりにエレクテーイスと
呼ばれる海を出現させ、アテナ女神はオリーブの木を出現させました。
人々は守護神としてアテナ女神を選び、地名アテナイ(アテナイ)としたのです。
アテナイというのはアテナの複数形で、古代は地名は複数形になりました。
第二のアグラウロスはケクロプスの娘です。(母と同名?)
彼女は軍神アレスとの間にアルキッペーを産んだとされています。
そしてエリュシクトーン(兄)、ヘルセー(妹)、パンドロソス(妹)という兄妹がいます。
アテナ女神は赤子のエリクトニオスの入った箱をアグラウロス、ヘルセー、
パンドロスの三姉妹に預けました。しかし三姉妹は中を開けて見てしまいました。
女神の怒りに触れて、気が狂って海に身を投げたという話があります。
この第二のアグラウロスについてはほかにもたくさん神話が残っています。
洞窟の右下に古代のベンチのようなものがありました。
ここで昔の人は座ったおしゃべりでもしたのでしょうかね、、。
ペリパトス(遊歩道・徒歩の道)の脇には管理人さんの控え場所があります。
管理人さんは暑さのため反対側の木陰にいました。
遠くにリカヴィトスの丘が見えます。
アクロポリスの北斜面の西から東にかけて、このような道ができています。
アクロポリス一周はこの道のおかげで気持ちよくできます。
アグラウロスの洞窟のあとにさらに進むとアクロポリスの南斜面の東へ出ます。
そして斜面上にはトラシュロス合唱記念碑、斜面下にはディオニュソス劇場へと道は続きます。
お手間をかけて申し訳ありませんが
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お散歩道のある遺跡はいいですよね、
ルーマニアでも(イタリアでも)僻地にあっても
ある程度 Visitersのことを考慮して
道なり、休憩できるポストなり、あると助かるものでした。
ギリシャもすっかり夏日よりでしょうか・・?
夏ばてにはお気をつけて!
歩きやすくなりますね。こちらは日差しが強く毎日晴れです。
遺跡を歩くと、身体にとてもいいように思います。その翌日は、
暑さのために軽い暑気あたりになりますが、循環が良くなるように感じます。
何の欲もなく遺跡を歩いています。昔の神様を探しています。
歩くとなんだか気分が良くなります。
このごろは灼熱で体調が良くないので、歩くのはひかえています。
ギリシャ神話に出てくる場所がありました。
今年の夏は夕方の海水浴で健康維持していきます。
言葉で人は考えるので、どうも欧米の言葉は主語の後に動詞が来るので、結論が分かりやすいですね。
日本の曖昧さというか、やんわり断る、というのはありません。
こちらに住むようになって、いつも物事ははっきり!いわないといけないと思うようになりました。