古代メッセネのサイティダイ(サイティダス一族)霊廟 |
Μαυσωλείο των Οικογένεια Σαιθιδών στην Μεσσήνη
Mausoleum of the Saithidai Family at Messene
メッシニア県イトミ自治体マヴロマティ村
Νομός Μεσσηνίας, Δήμος Ιθώμης,Μαυρομάτι
Prefecture of Messinia,Municipality of Ithomi ,Mavrommati
サイティダイ(サイティダス一族)はローマ時代の西暦1世紀から3世紀まで
この地の統治者として最高位の神官として栄華を誇りました。
遺跡の看板の英語はMausoleum of the Saithidae Family となっていました。
e ところが i となっています。ネットで調べるとSaithidai/Saithidaeと二つありました。
Σαιθίδαιをサイティデあるいはセティデと読む可能性もあります。
たぶんネットのどこにもありませんが、サイティダスの語形変化です。
これは私がそうだろうと思って書いているわけなのです。
ギリシャ人のアシスタントに聞いたら、サイティダスについては下記以外もあるようです。
しかしながら英語版にΣαιθίδαιが使用されるなら下記でいいのではないかと思われます。
o Σαιθίδας サイティダスは ― του Σαιθίδαサイティダスの
οι Σαιθίδαι サイティダスたちは ― των Σαιθιδώνサイティダスたちの
これ以外のサイティダスの複数形はサイティデスも考えられます。
まぁ細かいことにこだわるほどのこともないでしょう、ただの趣味のブログですから。
写真はサイティダイ霊廟です。ドーリス式の建築物です。
看板の説明にこの一族ははアカイア州の統治者であり、最高医の神官でありました。
何でアカイア州ト書いてあるのか、ここはメッセネアですが、、、。
アカイア州とまとめられてひとつにでもされていたのでしょうか、、。
彼の偉業はこのメッセネの建築物の修復と新築に多大な貢献をいました。
それでこのようなすばらしい遺跡が残っています。
霊廟の屋根の部分です。
屋根の上の遠くに見える石積みはパレストラです。
霊廟の意味のマウソリオ(Μαυσωλείοマヴソリオ/Mausoleumマウソレム・モーソレム)は
欧州語に少しずつ変化してはいますが、ギリシャ語源です。
古代ギリシャ世界の小アジアのカリアという国があり、国王の名前が
マウソロス(Μαύσωλος/Mausolus )と言いました。
紀元前353年マウソロスが亡くなり、それをいたみその妃が建てたものです。
その後のギリシャ・ローマ世界にそういうものができるようになりました。
このことは英語の辞書に載っていました。考古学の本ではありません。
この言葉はMausoleumは霊廟、稜と訳されます。
写真は体育館の柱廊と競技場の南に見える霊廟を撮影しました。
壮大な風景の中にある霊廟はサイティダイ(サイティダス一族)の偉業を称えています。
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