メッセネのドリフォロス(槍を持つ男)像 |
Ο Δορυφόρος του Πολυκλείτου στην Μεσσήνη
The Doryphoros of Polykeitos at Messene
メッシーニ(メッセネ)考古学博物館
Αρχαιολογικό Μουσείο της Μεσσήνης
Archaeological Museum of Messene
彫刻家プラクシテレスは紀元前4世紀の人物で、
彼の弟子たちによって、作風が受け継がれていきました。
なかなか師を越えるのは難しいものがあります。
さて右の写真のプラクシテレスの青銅像ドリフォロス(槍を持つ男)です。
このようなプラクシテレスの青銅のドリフォノスはモスクワの
プーシキン博物館とミュンヘン博物館にあるようですが、
それらがどの時代のものかは分かりません。
このように顔の雰囲気も同じであるということは、
紀元前4世紀のモデルの美しい男性の顔は
男性彫像の規格となってしまったのでしょうか、、。
さてドリフォロス像は、青銅像、大理石像を含めてローマ時代の複製が30体以上あり、
ほかにプラクシテレス彫像の特徴である顔をモチーフに100体以上のいろいろ複製ができました。
紀元前1世紀から西暦4世紀にかけて、彫刻家たちはプラクシテレスの作品をまねて練習しました。
O Μεσσηνιακός Δορυφόρος―Θησεύς
The Messene Doryphoros―Theseus
このドリフォロス(槍を持つ男)はテーセウス像として体育館の飾られていたようです。
発見されたのは1995年の体育館遺跡からです。
紀元前4世紀の均整の取れた肉体、美しい顔、
そういう人間がモデルとなっているわけです。
最も美しい、、、これはも民族を越えて共感をするものです。
ブログにお越しになった方へ
お手間をかけて申し訳ありませんが
投票よろしくお願いします。
にほんブログ村
彫刻あこがれます。下のヘルメスのお顔、アップで見ると、少年のお顔、かわいい顔です。
たくさんの作品が複製として作られたのだなぁと感心しました。
紀元前4世紀モデルをした青年とはどのような人だったのだろうと思います。