つるされたマルシュアス(マルシアス)の彫刻 |
Κρεμασμένος Μαρσύας
απο τον γλυπτό διάκοσμο τραπεζοφόρου
Hanging Marsyas
from the sculpted decoration coronado of a table
コス考古学博物館
Archaeological Museum of Kos
Αρχαιολογικό Μουσείο Κω
この彫刻はローマ時代のものです。
マルシュアスは現代ギリシャではΜαρσύας マルシアスと呼びます。
ギリシャ神話に出てくる半人半獣のサテュロスの中にマルシアスというのがいました。
彼は自分の持っている二本管の笛アウロスの演奏は、アポロン神と竪琴より
すばらしいと自慢し、競争して、敗北して、罰を受けたました。
詳しい神話はこちらをどうぞ。→アポローンとマルシュアース
しかしながら、私は個人的には、このようなテーブルの飾り彫刻を
部屋に置こことができません。
この神話は傲慢に対する罪で、人間たちへの警告です。
頭が良いとか、美しいとか、金持ちとか、上手だとか、ほかに何があったかな?
そういうことをいばっちゃいけません!とこの彫刻を見て、あるいは見せて、
謙遜の心を持つ人間になれるように戒める目的があるのかもしれません。
マルシュアスが神に許されますようにと思います。
ブログにお越しになった方へ
お手間をかけて申し訳ありませんが
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
投票いただき、まことにありがとうございました。
まったく違って、そんなお話のある像なんですね。
人間のおごりを戒めてるようですね。
説明よりも説得力がありすぎます。
↓日差しが完全に初夏ですね!いいなあ。ギリシャの冬は短いのでしょうか?
アテナ女神と機織りで競って破れ、クモに姿を変えさせられたアラクネの物語を思い出しました。
・蜘蛛とアラクネ http://luna.picot.ne.jp/greek/story/arakune.html
人間の傲慢に対して冷酷なまでの報復をする・・という話が神話に幾つかありますよね。
こうやって彫刻で表現されると・・気の毒でなりません。
今回、私のギリシャブログとリンクをさせていただきました。ノラちゃん、猫ちゃんの方もこれからと思っています。どうぞよろしくお願いしますね。
たぶんたとえ話で、人間に言っているので、創作したのかなと思います。
いやぁ、どうしてこういうのを彫刻作品にするのかと思いますが、
結構ローマ時代にはたくさんあるようです。
女性を連れ去ろうとするケンタウロスと人間が戦っているシーンなので、、うわぁと思いました。