コス島のオデオン |
Το Ρωμαϊκό Ωδείο της Κω
The Roman Odeon of Kos
コス島コス市西遺跡
この図は遺跡の説明ボードにあった物を写真撮影しました。
西暦1世紀から2世紀のローマ時代の建築物です・
この場所はローマ支配以前はコス市民の議会に使用されていましたが、
後にローマ人によって、オデオン(音楽堂)が作られました。
このオデオンは古代には屋根がついていました。
オディオンはギリシャ語でオディオ(ωδείο)です。
オディ(ωδή=頌歌、頌詩、抒情詩)を演ずる場所の意味でオディオになるのです。
ヘレニズム時代はここはコス市民の集会所があったところです。
紀元前4世紀の作られたヒポクラテスの彫像、
そしてコスの淑女たちの彫像がたくさん飾られていたところです。
オデオンに作り変えてからも、その彫像はここに飾られてありました。
ローマ人たちは、ここで、動物と人間(犯罪者、奴隷)、
あるいは犯罪者同士の戦いなどが
行われていたということです。
(犯罪者?奴隷?中には征服された身分ある者、あるいは抵抗勢力のことなのでかもしれません。)
とにかくそのような野蛮な戦いを楽しんでいたのか、
このオデオンには野獣の檻もあります。
その後はローマ人たちは現地のギリシャ人たちと親しみ、
地域の楽しみをどんどん取り入れていくのでした。
オデオンとして使用されていきます。
このオデオンの収容人数は750人です。
現在でも、このオデオンはコンサートなどに、使用されています。
上から見ると席をおりたところの壁にドアがあります。
その中には部屋があって、このオデオンの半円系のように、全座席下にあるようです。
オデオンの最上席あたりから、隣にテントのかかった発掘中、
あるいは修復中のモザイクの床が見えます。
オデオンの脇殻は入れる部屋があります。
このような入口から中に入ると、部屋が続いています。
古代の売店なのか、出演関係者の部屋なのか、わかりません
オデオンの後ろ側はこのような感じです。
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
イタリアやギリシャなどで、これだけ気の遠くなるほどの年月を経て今なお使われてる建築物。
本当にすごいことだといつも思います。
夏の夜は蚊がいっぱいで日本人はターゲットになりやすいです。
そうお祈りしました。以前もそう祈ったので、その通りになりました。