ヘラクレス聖域 コス島 |
Το Ιέρο του Ηρακλή
The Sanctuary of Herakles
ヘラクレス聖域(Το Ιέρο του Ηρακλή )とするのか
へラクレス神殿(Ο Ναός του Ηρακλή )とするかで
悩みました。
本、ガイドブック、はへラクレスの聖域が多かったので、聖域にしました。
そして遺跡の案内にも聖域と書かれていました。
古代のヘラクレスの聖域の建築プランが、遺跡の付近にあったので、写真撮影しました。
赤い長方形で囲ったのがヘラクレスの神殿です。
その周辺に小さな部屋が並ぶ建物遺跡がありました。
番号でふってあるのは、そこにモザイクの床があったからです。
モザイクの床のある部屋が3つあったようです。
現在は、そこにおいてないので、どこかにおいて展示しているのか。
あるいは将来、ここに展示する予定なのかわかりません。
このヘラクレス神域がなぜコス島にあるのだろう?
説明ボードにモザイクの床の写真があって、
そこにヘラクレスとその妻ハルキオピ(Χαλκιόπη/Chalciope)と
その間に生まれた息子のテッサロス(Θεσσαλός/Thessalus)が描かれていました。
ヘラクレスはあちこちの多くの女性との間に子女を儲けています。
ハルキオピというのは、コス王エウリピロス(Εὐρύπυλος/Eurypylus)の娘です。
この地でへラクレスはハルキオピを妻にしたことがあるようです。
コス王エウリピロスは海神ポセイドンとニンフのアスティパレアの息子です。
神話の中には同じ名前の男性や女性が出てきます。同名異人が結構います。
そういう神話がありますが、その後の古代コス王はへラクレスの末裔というわけです。
あのアレクサンドロス大王も、ヘラクレスの末裔です。
北側(正面)
入口の階段跡が残っていました。ここからおまいりしたのですね。
神殿内はこのような感じです。
東側の壁
神殿東側の付近の小部屋の続く建物の遺跡
南側
うしろ側を少しと置くから撮影しました。左側にあるのは神殿を囲む建物遺跡です。
西側
積石がきれいになっています。
説明ボードにあったのをそのまま撮影しました。
① ヘラクレス、その妻(コスの王女)ハルキオピ、息子テッサロスが描かれています。
② 踊っているのは性を司るデーモンで、後援者の結婚と繁栄を祝っているところのようです。
日本語だと悪霊と訳されてしまうことがありますが、男の妖精のようなものです。
③ 漁師が魚を神殿へ持ってきて、お供えしているところのようです。
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
人間は、どこの地域のどんな文化の違いがあっても、必ず「神さま」を
見出しているというのが不思議ですねぇ。
神話が入り混じって実在の人物と重なるのは不思議な気がします。どこか日本の太古の神話のような気がしないわけでもありません。
最近のギリシャの社会状況はどうなっているのでしょうねー。世界的な不況でおかしな動きもあるのかもしれないなーなどと想像しています。
お元気で。
今日もスマイル
自然の神様や妖精がたくさんいます。
違いは、ギリシャは乾燥していること、石の文化だということでしょうか、、。
湿気が多いか無いかで、結構精神的な面に影響を与えているかもしれません。
ギリシャの社会状況ですか、、、経済問題以上に、外国人犯罪の多発に苦しんでいるところです。
なんだかおかしな世の中になっていったらどうしよう?と心配しているところです。