コス島のアルテミス女神像 |
Αγαλμα της Αρτέμιδος
Stature of Artemis
コス島考古学博物館
Αρχαιολογικό Μουσείο Κω
西暦150頃年から200年頃に製作された彫像です。
エウロパのモザイクのあった家(建築物)の中で発見されました。
猟犬をお供に連れて、今から矢を取り出して、獲物をしとめる準備をしているところです。
この彫像は、アスクレピオス医神のコス島上陸のモザイクの床の、外側に置いてあります。
ヒュギエイア女神像と並んでいます。どちらの女神も日本の天平時代のような髪形をしています。
女神の表情は柔和で、狩猟の女神ではありますが、同時に動物愛護の女神でもあります。
現在でも古代ギリシャ宗教を信仰していたら、いいなぁ。
動物の乱獲とか食肉の安全をおかすものは天罰下れ!
そういうことになると思っていたのでしょう。
今もそうなら良かったのに!
アルテミス女神を参拝する人々が絶えないかもしれません。
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
アルテミス女神は狩猟、動物愛護、そのほかにお産の女神でもあります。
お産を正式に司る女神はエイレイテュイア 女神(父ゼウス、母ヘラ)です。
しかしながら、アルテミス女神も、ちょっとだけ、お産の女神で、受胎の部分を担当します。
デロス島で、母であるレト女神から、生まれてすぐに、お産で苦しむ母を助けて、
弟のアポロン神が生まれたからです。
To Ακέφαλο άγαλαμα της Εφεσίας Αρτέμιδος
The Headless stature of Efesian(style )Artemis
ローマ時代に製作されたものです。
たくさんの乳房がついているアルテミス女神像がそう呼ばれます。
頭部が破損しているのが残念です。
エフェソス風アルテミス女神のトルソ
O Κορμος της Εφεσίας Αρτέμιδος
The Torso of Artemis
ローマ時代の製作です。
このエフェソスのアルテミス女神像も破損が激しいです。
アルテミス女神というのはたぶん小アジアのエフェソスで信仰されていた女神で、
そこでは超古代は全能の女神だったのでしょう。
しかし侵攻し、支配するにいたって、ゼウスの娘神となっていったのかもしれません。
頭部欠損のアルテミス女神像
To Ακέφαλο άγαλαμα της Αρτέμιδος
The Headless stature of Artemis
ヘレニズム時代後期に製作された女神像です。
発見されたのは現在修復中で見学のできないローマン・ハウスです。
いつ修復になるのかとても疑問です5年間前からずっとなのですが、、。
エイレテュア女神というお産を司る女神も、レト女神のお産に立ち会っています。
ヘラ女神の娘のエイレテュア女神は、母の敵のレト女神です。
神様は自分の本分をどんなことでも遂行するので、感動しました。