カミロスの太陽神ヘリオスの祭壇はどれ? |
Ιεροθυτείον(Περίβολος με Βωμούς)
Sanctuary of the Gods(Peribolos of the Altars)
(ロードス島カミロス市・・・ロードス市から32キロメートルの南西部)
Περίβολος(ぺリヴォロス)というのは神域の壁のことらしいです。ギリシャ語のβ(ベータ)はローマンアルファベットのvの発音なので、Perivolosと表記されるのが正しいのですが、欧米の本などにはPeribolosと書かれています。
このカミロスの神々の神域の中の一番大きな祭壇は太陽神ヘリオス(イリオス=太陽)のものです。この神域の中にはアガトス、ダエモン、アルテミス、ゼウス、ポセイドンの祭壇があります。またほかの神々の祭壇もあるようです。大、中、小、いろいろあります。
この遺跡からは多くの彫像が発見されました。
ヘリオス祭壇の脇には二体のクーロス像が飾られていたということです。
Ιεροθυτείων(Περίβολος με Βωμούς)
Sanctuary of the Gods(Peribolos of the Altars)
神域全体はこのような感じです。大きな祭壇から小さな祭壇まであります。
この中の大きな祭壇が太陽神ヘリオスのものということですが、大きいのは二つあるのですが、、。
写真に左端と右端の囲い壁をぺリヴォロスと言います。
ぺリヴォロスの中にたくさん祭壇があるので、合同神域のようですね。
中央の最初のは祭壇ではなく彫像の台座のようです。その隣に大きな祭壇があるのでこれがヘリオスの祭壇なのか?と思ったのですが、、、
入って右奥にも大きな祭壇がありました。きちんとプレートをつけてくれないと困ります!
神域を入って、ぺリヴォロスの前に神々の祭壇が数個並んでいました。
奥の祭壇もかなり大きいです。
上の写真の奥の大きな祭壇から撮影すると少しだけ泉の広場が写ります。
これがヘリオスの祭壇なのか?上から2番目に写真の大きな祭壇とこの祭壇のどちらかだと思います。
Εξέδρα
Exedra
エクセドラとは半円形のベンチのことです。
古代の人はここに腰をかけて休憩したり、歓談したりしたのでしょう。
この場所は泉の広場と神々の神域の間にあります。
Δημόσιο Λουτρό
Public Bath
神々の神域の後ろのほうにローマ時代の公衆浴場跡がありました。
どうしてローマ時代なのかと言うと、写真の中央のところの床下に床を持ち上げている短い石の柱があるからです。これは床下から部屋を暖めるためのシステムです。
ローマ時代の風呂はこのような形で遺跡となって残っています。
この貯水槽のようなところは湯船でしょうか?
お風呂の底や壁は粘土のような古代の漆喰が塗られています。
カミロスの遺跡には、これより古い公衆浴場が泉の広場の上のほうにありました。
遺跡の看板チケットの地図現場のプレート、、、微妙に違います。
またロードス考古学博物館の展示品の説明なども参考にして記事を書いています。
投票よろしくお願いします。
☆☆☆
古代のかたたちは本当に神に近い場所で生きていたんですね。
それは日本にも言えるような気がします。
かなり大きなものですよね。
何か、その中に、いろいろなことが隠されていると思います。
日本の桜の花の咲いている木の下にいると、
枝が揺れるのは自然現象なのですが、ドキッとしてしまいます。
ギリシャだと木になった妖精もいるので、なんとなく、怖いと思うときもあります。
神様の姿をした彫像とか、権力者の彫像とか、あったのかなと思います。
ところが、ここの山全体が山火事で焼け焦げ、遺跡もクローズしていたのです!!!
係員はいて、入り口まで出てきました。パンフレットはくれましたが、残念でなりません。早くオープンしてほしいです。
私はだらだらしているので遺跡と博物館の開閉時間だけチェックしています。
何しろストライキもあるので、そうしているわけです。
もう大変です。