ロードス島のアスクレピオス医神とヒュギエイア女神 |
ヒュギエイア (Ὑγιεία/Hygieia)女神小像を更新します。
現代ギリシャ語でがイギアと言い、意味は健康です。
アスクレピオス医神像は結構どこの小博物館でも見ることができます。
そして娘であるヒュギエイア 女神像もよく見ます。
有名な女神ではありませんが、ギリシャ12神の主要な女神と同じくらいあるいはそれ以上に出土するのは、健康(イギア)というものが尊ばれていたからだと思います。
アスクレピオス医神の妻は痛みを和らげるエピオネ(Ηπιόνη/Epione)女神です。
アスクレピオス医神には8人の子供たちがありました。
神話(ホメロス・アポロドロス・ヘシオドス等)によっていろいろですが、
妻のエピオネ女神との間に生まれたのは娘たちの4人ようです。
アイグレ女神の母は異なります。
太陽神イリオスの娘のラムぺティアという光の妖精だということです。
すべて読んでいないのでちょっと詳しくありません。
娘たちが5人いて、
ヒュギエイア(Υγιεία/Hygieia)という健康の女神、
パナケイア(Πανάκεια/Panacea)という治療の女神、
イアソ(Ἰασώ/Iaso )という病気回復・癒しの女神、
アケソ(Ἀκεσώ/Aceso)という回復治療の順調な過程女神、
アイグレ (Αίγλη /Aigle)輝く健康の女神がいます・・・と書きましたが、
ヒュギエイア女神が特に有名です。
この娘神たちの違いはよくわかりません。
みんな癒しで健康で回復の女神でありことは確かです
息子たちには、人間として生きた二人の息子、マカーオーン(Μαχάων/Makhaon)とポダレイリオス(Ποδαλείριος/ Podaleirios)がいます。
彼らは医師であり、ホメロスに出てくるのギリシャの英雄で、マカーオーンとポダレイリオスがいます。マカーオーンはトロイ戦争で戦死、ボダレイオスは生き残ります。
ほかに、子供の姿でいるテレスフォロス(Τελεσφόρος/Telesphoros)というデーモン(男の妖精のようなものか?)がいて、いつもヒュギエイア女神と一緒にいます。
西暦2世紀のヒュギエイア女神小像
ヒュギエイア女神像は、必ず蛇にえさをやっている像です。
西暦2世紀のアスクレピオス医神像
さて、アスクレピオス医神の息子であるボダレイオスは小アジアで一生を終えますが、その子孫は代々アスクレピオス神殿の神官にして医師だということです。彼から17代あとにヒポクラテス(ヒポクラテス2世)が出ます。そのことはコス島のヒポクラテスでいつか書くことにします。
、、、と言うことはアスクレピオス医神は人間だったのかもしれませんね。
投票よろしくお願いします。
拙ブログへのコメントありがとうございます。
ガンディーについて書いてくださっていたので、驚きました。
私もガンディーを大事に思っています。ちょうどこの冬休みに
『万物帰一の教育』 を読もうと机の上に出していたところです。
ガンディーが銃弾に倒れた場所を訪ねたときの心の痛みを
いまも忘れることができません。
ギリシャの医神と仏教の薬師如来の共通点の第一は、
「人は病むもの」という事実から生まれていることではないでしょうか。
当たり前過ぎますかね (^^;。
では、lemonodasosさん、どうぞよいお年をお迎えください。
たくさんの妻がいる神様、一夫一婦制jじゃないのかなー。
古代ギリシャは制度そのものがなかったのかも知れませんね。
おおらかだったのかなーだったのかなー。
お元気で
今日もスマイル
医学が発展しても、やはり無病息災を祈って、お参りしてしまいます。
人間の心は強くないし、命にも限りがあるので、暗い世の中でも、心に光をともして歩いていきたいと思います。
ゼウスには妻が数人いますが、正妻はヘラです。
部族を統一する過程で、各地の大地の女神と思われる人を妻としたり、信仰されている神々は兄弟、姉妹、息子、娘にしていったのでしょう。
権力を奪取する男が、ただのギリシャ人ではだめで、神々や、英雄ヘラクレスなどの子孫としないと、民衆がついてこなかったのかもしれません。
太宰府天満宮の菅原道真とか、ほかにもいると思います。
昔の人は日本もギリシャも死んで神様になれる!のかしらと思ったりします。
神さんの作り方が古代の日本人とギリシャ人が似ているかもしれません。
いつの時代も、人々が健康で暮らせることが大切ですね。
「○○神」と名打った彫刻には、やはりモデルとなった人物がいるのでしょうか?
それとも彫刻家が理想とする姿を彫ったのでしょうか?
どの“神さま”も姿形が美しいので、気になってしまいます。
ギリシャの医の女神がヘビにエサを与えているということの意味は何かな
と考えています。ヘビは聖書ではよい意味ではありませんね。
ギリシャ神話では、智慧の象徴で、治療の智慧を授けてくれるのかしら...。
などといい加減な想像をふくらませて楽しんでいます(^^;)。
またアスクレピオスは草むらにいた蛇によって、薬草を発見したということからきています。
まさに「毒をもって毒を制す」 というのでしょうか。また、蛇によって
薬草を発見するという話も面白いですねぇ。蛇が教えてくれるのかな?
中国には神農さまという農業の神様でもある方が、葉っぱを食べて
歩いて薬草を見出されたそうです。東京の湯島聖堂にその神様が
祭られていて、毎年秋に東洋医学のほうの方々が集まってお祭りを
されます。この神様は葉っぱで出来た着物を着ています。
今日は、今日もですね、とってもいいお天気です。
大掃除の合間に年賀状を書きながら、PCを・・・なんて。
よくばりなことを考えながらあたふたしてます。(笑)
そちらはどんなお天気なんでしょうね。
新しい年が 喜びと 希望
愛と 安らぎに満ち溢れたものでありますように お祈り申し上げます。 。。.☆*:.。.☆*†
2009年もどうぞよろしくお願いいたします^^。。。.☆*:.。.☆*†
なかなか面白いです。
しかしなんだか外は寒くてたいへんでした。
この世代交代は天変地異か、王朝交代だったのかも、という人もいます。
勝ち残ったものによって、神話として創作されていったのかも!という人もいます。
2009年が安らぎのある、穏やかな年だといいなぁと思っています。
できたら出版されるといいですね~。春秋社とか、どうでしょうねぇ。
今年最後のご挨拶です。
いろんなギリシャ情報をありがとうございます。
レモンさんにとって、ギリシャにとって
新しい年が輝かしいものになりますよう・・・。
また来年もどうぞよろしくお願いします。 -ピュアー
でも私には翻訳は無理です。地道なことができません。
なんでもテキトーで、なんでも自分が興味のあることしかやりません。
一番の関心事は遺跡を見に行くことです。
今からそろそろ旅支度をします。遺跡を見にアテネを留守にします。