アカデミア・パネピスティミウ通り(大学通り) |
この建物はパネピスティミウ通りの建物です。
左から国立図書館、アテネ大学、アカデミア(学士院)と並んでいます。
アカデミアの正面
私はいつも感動します。太陽がさんさんとあるときも、群雲があるときも、この二柱神が威風堂々としているからです。アテナ女神とアポロン神です。
アテナは大神ゼウスの頭から生まれました。ゼウスの妻はヘラですが、メティス女神という妻もありました。ヘラと結婚したの先なのかどうなのか?神話がゴチャゴチャしていて年代がめちゃくちゃなので整理が難しいのです。
とにかくお告げによると「知恵の女神メティスが生む男子は必ずゼウスを殺して次の大神になる」ということでした。ゼウスもかつて父神のクロノスを殺して大神になりました。クロノスは
その父神のウラノス(空の意味)を殺しました。
それでゼウスはメティス女神を自分の体に入れて頭から生んだのでした。ものすごい頭痛をともなう出産でした。このとき出産の手伝いをしたのが鍛冶の神へーバイトスです。ゼウスの頭を割るためにハンマーを作ったのでした。へーバイトスはギリシャ語ではイフェストスです。へーバイトスは今日的に言うならばメカニックの神様です。彼はヘラ女神と大神ゼウスの息子であり、美神アフロディティの夫です。ちなみにアテナ女神の持っている盾はへーバイトスの贈り物です。
アポロン神はレト女神の息子で、アルテミス女神と双子です。アルテミスは先に生まれてから、母の出産を手伝って、アポロンの生まれてきました。できたお姉さんですね。
レト女神はゼウスの妻のヘラに意地悪をされて出産場所がなくなりました。エーゲ海をさまよっているレト女神ををかわいそうに思っタ海神ポセイドン海の中からデロス島を引き出してお産の場所を作ってあげました。アポロンは音楽と芸術の神です。彼が持っているのは竪琴です。
イタリア神話になると太陽神のイメージが強いですね。ギリシャでは音楽と芸術の神です。太陽神もかねていますが、太陽を動かしているのはギリシャではイリオス(ギ語で太陽の意味)神です。
アポロンとコロニス女神との間の息子にアスクレピオスという医神がいます。それからカリオピ女神との間に笛の名手オルフェウスがいます。彼は黄泉の国へ妻を追いかけて行きました。オルフェウスの母親はムーサイの1人で、カリオピと言います。大神ゼウスの娘たちはムーサイ(英語ミューズ=芸術の女神たち))からミュージックとかミュージアム(博物館=ギリシャ語ムシオ)がきています。
さ~て、このアカデミアの前に並ぶ哲人はいったい誰でしょう?
アリストテレスはプラトンの弟子で、アレクサンドロス大王の先生です。紀元前384年生まれ、322年に没しています。現在のハルキデキ県スタギラの生誕記念碑があります。私はそこへ行った事があります。アテネにリュケイオンという学校を作りました。リュケオンとは現代ギリシャ語のリキオ(高校)のことです。
プラトンは紀元前429年にエーゲ海のエギナ島で生まれました。ソクラテスの弟子でした。ソクラテスは生前に著作を残しませんでした。ソクラテスの言葉や考えを書き残したのはこのプラトンです。「ソクラテスの弁明」は彼が書いたものです。彼はアカデモス(選ばれた学士)集めたアカデミアで教えました。ソクラテス、プラトン、アリストテレスと言えば西洋哲学の源流ですね。
しかし、この2人の哲人が誰なのかわかりません。先ほどあげた3人の誰かに違いありません。
街そのものが芸術だわんぬ。(なんちゃってフランス語)
アポロン神を見てダビデ像を思い出し思わずイタリアはフィレンツェに
空想旅行(妄想ともいう)しますた。
しかもファンタメロンにめろんめろん。
でも、脳が痺れる甘さと分析(笑)
こちら千葉の名物はマックスコーヒーしかないぞなもし。とほほ