パナギア・アナフォニトリア修道院 ザキントス島 |
Ζακυνθος - Ιερά Μονή της Παναγίας Αναφωνήτριας
Zakinthos - Monastery of Panagia Anafonitria
この修道院は15世紀頃にザキントス島を統治していたレオナルド・トッコ3世(Λεονάρδος Γ΄ Τόκκος /Leonardo III Tocco)の時代に創立された。
トッコ家はギリシャ本土イピロス地方及びイオニア諸島を代々統治し、ヴェネティアにおいては侯爵及び宮中伯という称号で呼ばれていた。
パナギア・アナフォニトリアというイコン画はあって、ビザンティン帝国の首都だったコンスタンティノポリス(現イスタンブール)の手法で描かれている。そのイコン画の手法というか名前がそのまま修道院の名前となった。
修道院の規模は大きくはないが、大変な信仰を集め、奉納された芸術品(イコン画、金銀の十字架、燭台など)がたくさんあった。長い歴史の中でその芸術品は盗難にあってしまった。現在残るのは大切なイコン画であるパナギア・アナフォニトリア像である。イエスキリストを抱く聖女マリアの像なのだが、残念ながら修道院内には自由には入れたのだが、そのイコン画は見ることができなかった。
この修道院には現在一人の修道士が暮らしているという。
ほかに修道士さんと一緒に猫も数匹いた。
わたくしが行ったときは猫だけがいた。
見学終了して修道院を出たときに遠くの畑で野良仕事をしていた老修道士を見た。