ギリシャの旧首都ナフプリオ市シンダグマ広場 |
ここはナフプリオのオールドタウンです。アテネのプラカとまったく似ていますね。でも古代遺跡は町中にはありません。ネオクラシックの家が立ち並ンでいますが、ずっとプラカよりも静かで風格のある町です。
ナフプリオのシンダグマ広場
左上が旧国会議事堂です。右上のイスラム寺院(旧モスク)も国会議事堂の一部でした。この写真の上の方に見えるのは城跡です。
左の中央の旧モスクは現在映画館です。その映画館の前でアフリカ人がバッグを売っていました。この映画館の左隣のレストランで食事をしたのです。味はまぁまぁです。
右には民宿、宝石やさん、喫茶店、レストランと続く建物です。
こういう階段の道があって、家の前に車が入れないところもあります。昔の人は車が発達するなどと考えなかったのでしょう。
これらの建物は18,19世紀のものですから、しょうがありません。階段もなんだかゆがんでいますよね。でも美しいのです。特に写真に取るときはです。しかし現代人が住むとなればちょっと厳しいですよね。冷蔵庫の購入、引越し、病人、家事。美しいからと言って住みやすいわけではありません。しかも迷宮のように町が出来上がってしまいます。
その代表がミコノス島とサントリーニ島です。ナフプリオの場合はまぁ迷宮というほどではありませんが、現代人には住みづらいですね。。島などではロバが荷を背負って運んでいます。ロバもすばらしい運送手段です。あなどれません。迷宮はラビリンスでギリシャ語ではラビリントスです。ミノタウロスを閉じ込めていたクレタ島クノッソス宮殿の迷宮がその起源です。
こういう風景はギリシャならではのものです。家を高いところへ高いところへと昔の人は作ったようですね。上から下が良く見えます。多分海賊や侵入者たちを寄せ付けないように要塞のように町を広げたのかもしれません。
しかーし、どうしてギリシャ人は何でもアクシデンタルに開発するんでしょうか?現在のアテネのコンクリートジャングルはもうどうしょうもないですよ。ポポポ・・・。
日本の町並みは、得てしてどこも小東京っぽい印象が拭えません。
ヨーロッパの場合、太古の昔より「都市」として発展してきて、人口が少ない自治体(村)であっても、ちゃんと「小・都市」として機能していそうです。逆に、農耕文化が中心の日本は、20世紀に入ってのち、農村社会が大きくなって(人口が増え)、いくつもの「市」が誕生しても、やはり、都市として根っこの部分では、全くヨーロッパにはかなわないようです。
人口140万人の『某・ムラ』に住む極東の田舎者、KBPTです。