アクロコリントスのペイレネ泉 |
Ακροκόρινθος - Άνω Κρήνη της Πειρήνης
Acrocorinth - Upper Peirene spring
古代コリントスには二つのペイレネの泉があって、アクロコリントスの泉は上のペイレネ(アノ・ペイレネ)の泉と古代アゴラの下のペイレネ(カト・ペイレネ)の泉がある。
アクロコリントスの泉の方はいつできたもの中は資料を探しても具体的な年代はなかった。ただヘレニズム時代の雰囲気が残っているという。
この泉に残るのは三つの神話がある。ここはギリシャ神話の現場なのだ。
その1.アソポス河神にはたくさんの娘がいてすべて水のニンフであった。その中の娘アイギナがゼウス大神に誘拐されて、探し回り、コリントスへ来た。コリントスの創建者であるシーシュポスが「アクリコリントスに泉を作ってくれたら教えてあげよう」というので、アソポス河神はこの地に泉を作った。
その2.アソポス河神とメトぺーのペイレネというニンフがいた。ペイレネにはポセイドン海神との間にレケースとケンクリアースという息子を二人儲けた。この二人の名前はレカイオンとケンクレアイは古代コリントスの二つの港名となった。ある日ケンヒクリアスがアルテミス女神に故意ではなく殺されてしまうという事件があったペイレネは悲しみのあまりいつまでも涙が止まらなかった。その涙で出来たのがペイレネの泉だという。
その3.この泉はペガサスの一蹴できたともいう。
その4.ペガサスが大空から舞い降りて水を飲んでいるところをコリントスの英雄ベレロポーンによって捕まえられた。ベレロポーンはコリントス創設者シーシュポスの孫でコリントス王グラウコスの息子であった。
岩山の上に泉があるのがとても不思議だなぁと思いました。