スーニオンのクーロス像 アテネ国立考古学博物館 |
Κούρος του Σουνίου
Sounion Kouros
アテネ国立考古学博物館
Αρχαιολογικό Μουσείο Αρχαίας Κορίνθου
Archaeological Museum of Ancient Corinth
紀元前600年頃にナクソス島の大理石で制作され、高さ3.05メートルある。
発見場所はスーニオンのポセイドン神殿である。神殿の前に置かれた奉納された記念碑的彫像であった。
このクーロス像は左足を前に出し、両腕を脇に垂らして、手を握りしめて、腿のところにピタッとついている。この像は左腕を欠損している。そして髪は肩まであり、後ろの頭のところにヘラクレス結びをしている。アルカイック時代の彫像なので、アーモンドの形をした大きな瞳、キュッと口元を上げて微笑むいわゆるアルカイックスマイルをした顔が特徴なのだが、顔の部分にやや欠損しているので、わかりにくい。
紀元前480年にポセイドン聖域はペルシア人によって破壊されたが、その後このクーロス像はまたもとの位置に戻された。
※ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説みよると
クーロス
kouros
「青年」の意味のギリシア語。前7世紀末から前5世紀初頭にかけてのギリシア彫刻史における直立青年裸像をさす。神域の奉納神像である場合もあるが,多くは墓の上に立てられた死者の墓像。左足をわずかに前に出し,両腕をまっすぐに脇に垂らしてこぶしを握った両手をぴったりと腿につけ,正面を向いて直立。断片も含めて 200点余の像が知られているが,主要な作例は『スニオン出土の青年』 (前 600頃,アテネ国立考古学博物館) ,『テネアのアポロン』 (実際は青年墓像,前 550頃,ミュンヘン,グリュプトテーク) ,『クロイソス墓像』 (前 530~520頃,アテネ国立考古学博物館) ,『クリティオスの少年』 (前 480頃,アクロポリス美術館) など
※アテネ国立考古学博物館HPサイト→スーニオンのクーロス像
※ヘラクレス結び Κόμπο του Ηρακλή / Knot of Hercules
この結び方は日本の着物の帯締めの本結びに似ている、、というか同じか、。
デザインはこんな感じ→Κόμπο του Ηρακλή(コボ・トゥ・イラクリ)
現在写真がないので、ただいまから徒歩5分のアテネ国立考古学博物館まで行って写真を一枚とってこようかと思う。写真が手に入り次第ここに写真を追加したいのでおお楽しみに!
時間経過中
国立考古学博物館から帰宅! ピンボケしてしまった。自然光と室内ライトの所為だ。