スコぺロス島のセンドゥキア遺跡 |
Σκόπελος - Σεντούκια
Skopelos - Sendoukia
スコペロス島のセンドゥキアと呼ばれる遺跡がある。
センドゥキ(σεντούκι)は箱あるいはトランクの意味がある。複数形がセンドゥキア(σεντούκα)である。このセンドゥキという大きな箱は主に家の女性が持っているものであった。その昔の女性は家の中で手仕事をし、布や絨毯を織り、また刺繍などもした。それらを収納しておくのがセンドゥキと呼ばれるものだった。この島のセンドゥキア遺跡はその箱を思わせるもので、そのような名前が付いたのかもしれない。
センドゥキアの遺跡というのは三つ石棺のことで、岩をくりぬいて作られて、蓋も大きなもので、実際に見ると大変迫力のある。この遺跡の時代については古代ということで、詳しい資料が手元にないので、ここに書くことができない。ギリシャ語版とか英語版のネットにいろいろ書かれいるが、何を資料にして書かれているのかわからない上に様々にテキトーだった。わたくしもテキトーだが、、、。
三つの石棺が並んでいる。なんかもう英語版で検索してイメージを見ると、この中に入って撮影している人がいて、うわぁぁぁぁぁぁぁ と思った。
1番目の石棺
2番目の石棺
3番目の石棺
遺跡から遠くに見えるのはスキアトス島が見える。遺跡からの海の眺め島の眺めが素晴らしい。
道順
スコペロス・タウンからアスファルト道路を行くとセンドゥキアの看板がある。
それに沿って車で行く。そして未舗装道路の中に入ると看板がある。
この看板は車両用の道案内の看板なので、ここで混乱する人が多い。
看板のところに壊れたサンダルや草履がある。これで山道を登ったら壊れてしまったのだろう。道は石ころや岩なので、焼き物は注意である。
看板から右へ数メートルのところに遺跡へ行く道がある。
地元の酪農家の方に道順を教わった。まったくもう地元の公共サービスは壊滅状態ですわ。酪農家の方が国際親善とか゚いろいろ大いに役に立った。ギリシャの宝ですわ!
知らない道は時間がかかるし、間違えたら大変なので、ゆっくりゆっくり、歩いた。道端の石に赤いマーク或いは矢印があると教わった。
頂上に着いたら、左方向へ進むように教わった。なんかもう石ころや岩で、遺跡まで、本当にたどり着けるかどうか心配だった。
石ころに赤いマークがあった!なんかもう薄くなっていて、今度行くときがあるかどうかわからないが、赤いペンキか絵の具で染め足そうと思った。
下の写真の中央に赤マークがあるのだが、肉眼で見るとはっきり見える。
大写しにするとこんな感じである。
頂上の平地をずっと歩く。岩の塊のようなところへは行かないこと。
遺跡は海の見えるところにあるということを頭に入れる。
地面の石ころにかすかに赤いマークがあるのだが、こういうのを見ないで歩いてしまう人がいるようで、物凄い岩山を映して帰って来た人がいた。そのような岩山みたいなところではない。
歩いていくと前方に海と島が見える。スキアトス島だ。それが良く見えるところに遺跡がある。
頂上について左へ歩き、スキアトス島が見える方へ出ると遺跡がある。
所要時間は往復1時間から1時間30分である。わたくしはいつものことだが一人で行った。その間、運転手は酪農家の方と、何か話し込んで1時間半も楽しそうだった。