スコペロスのアテナ神殿 古代ぺパレトス |
Σκόπελος - Αρχαία Πεπάρηθος - Ακρόπολη
Skopelos - Ancient Peparethos - Acropolis
紀元前6世紀のアテナ神殿はスコペロス・タウンからぺフキア(Πευκιά)という場所にある。アスファルト道路のペフキアの看板の方へ車で行くとタベルナ・フォティニがあって、そこからさらに行くと、小さな教会がある。パナギア・ポレミストリアと言う。この教会の後ろのところに車を駐車する。
パナギア・ポレミストリア教会 Ναός της Παναγίας της Πολεμίστριας (ナオス・ティス・パナギアス・ポレミストリアス)
パナギアは聖女マリアのことで、ポレミストリアには女戦士の意味がある。
この教会の前にはオリーブ畑があってそこにアテナ神殿があるのだ。
ここへわたくしは三回も行ってしまった。一回目はアテナ神殿が見つけられなくて戻り、二回目は天気が雨っぽくて撮影したが、ぼんやりしてしまった。
三回目は少し天気が良くてテキトーな写真が撮影で来た。
わたくしはこのあたりに車を駐車した。アスファルト道路から見ると教会の後ろ側しか見えない。
教会の付属建築物の白い建物の横の道を歩いて数メートル行ったところを右に折れるとアテナ神殿があるのだ。
白い建物の横の道を進むとこのような感じで、赤い線のところ歩いて、右のオリーブ畑に下りる
これがアテナ神殿の遺跡だ!やっと見つけた!もう山の中をぐるぐる回ってしまった。邪魔な枯れ木は寄せたが、春先なので、ぐんぐん樹木が伸びている。誰も手入れしないようだ。それからここに手作り看板でもつけないとね。公共サービスは期待できない。これから田舎の遺跡へ行くときは板とマジックペンと釘を持参した方が良いのかな?と思った。
アテナ神殿の痕跡はこの積石だけだ。なんかもうこれからの遺跡見学は草刈りがまや剪定ばさみは必須かもと思った。古代神殿の基盤を草に覆われただけでなく、細い木がどんどん生えて覆いつくしている。
この土台の上にアテナ神殿があったのだ。なんかもう草木の力で積石が持ち上げられたリ、砕かれたりして、さらに傷んでいくだろう。
このアテナ神殿には神殿はなくなっているが、お参りできて良かった。
オリーブ畑からぐるっとアテナ神殿の土台の積石を回るとパナギア・ポレミストリア教会の白い付属建築物前に出る。
やれやれ、スコペロス島にはたくさんの遺跡がちょっぴりあちこちにあるのだが、探すのが大変なのだ。観光客というのはバケーションで青い空と青い海でのんびりだけで来るのではないのだ。たった一つの岩の遺跡でも遠くからやってくる。わたくしは数日前にイギリス人女性二人とそのような話をして意気投合した。彼女たちは「イギリスでは王様が昔ある場所にきて椅子に座った!というだけで観光地の売り物になる」と話していた。なるほど、なるほど、日本にもサルが温泉に入っているのを見に来る人もいれば、盆栽を見に来る人も、忍者屋敷へ行く人もいる。
まぁ、観光にはなんでも大切なんだから、ギリシャの特にスコペロス島の人は頑張れ!と思った。神話にたくさん登場する神や英雄がたくさんこの島を訪れているのだから、そこのところを考えてもらいたいなぁと思う。
それから古代ぺパレトスにはほかにへーバイトス神殿があったのだ!そのように地図にあたので、アギオス・コンスタンティン教会のある地域をウロウロしてみた。なんかもう、誰かの私有地で、遺跡はなかったことにでもしているのかな?それとも間違い地図だったのかな?誰に聞けばそのようなことがわかるのだろう?そういうわけでへーバイトス神殿は見つけることができなかった!