初期キリスト教バシリカ アギオス・アンドレアス大聖堂 レスボス島 |
Παλαιοχριστιανική Βασιλική Αγίου Ανδρέα στη Σκάλα Ερεσού
Early Christian basilica of Agios Andreas in Skala of Eresos
アギオス・アンドレア大聖堂の遺跡は初期キリスト教のバシリカ式教会の建築物だったものである。バシリカというのはギリシャ語のΒασιλική(ヴァシリキ)王の柱廊から来たものである。バシリカについて詳細はこちらで→ バシリカ - Wikipedia
ギリシャ語のΒ(β)の発音はラテン語のVの発音である。
ラテン語のB(b)の発音はギリシャ語ではMΠ(μπ)と記述するので、
いろいろ書き換えるときに混乱を生じてしまう。
BだのVだの、やっぱり民族特有の発音がある。
そしてギリシャ語で王はヴァシリアス(βασιλιάς) で、
女王はヴァシリッサ(βασίλισσα)という。
このバシリカ大聖堂はいつ頃の建てられたものかは不明であるが、西暦431年エフェソスでのキリスト教聖職者の集会にはレズボス島の代表として出席したことが碑文に書かれている。
教会のわきのところに墓地もあった。おそらくこのくバシリカ大聖堂の聖職者であろう。
モザイクの床が残っているので中に入って見学したかったのだが、外から見るだけになっている。なんかもうよくわからない石の模様があるなぁという感じであったが、一応行ったので写真撮影した。あとで拡大してみたのだがモザイクの模様がよくわからなかった。
階段を下りてバシリカ大聖堂の玄関がある。いろいろとフェンスのドアが開くかもしれないと試みてみたり、どこからか入れるところはないかと思ったりして努力はしたが、無理だった。せっかく遠くから来たの元を取って帰りたいという考えにわたくしは支配されている。
ここはエレソス考古学博物館と道路を挟んでいるので、すぐ見つけることができる。