セリフォス島のキュクロプスの洞窟 |
Serifos - Τhe cave of the Cyclops Polyphemus
セリフォス島のプサロピルゴスにキュクロプスのポリフィモス(ポリュペーモス)の洞穴がある。この洞穴はキュクロプスの長椅子というか玉座遺跡の真下にあって、小さな入口の洞穴なのだが、内部は崩壊しているので決して中に入ってはいけない。キュクロプスは一つ目巨人のことで、キュクロプスはたくさんいて、その中にポリフィモスというのがいた。
ポリフィモス(ポリュペーモス)はホメロスのオデュセイアの中に出てくるキュクロプスたちの中の一人である。英雄オデュセウスがキュクロプスたちの島に漂流した話が出てくる。
ちなみトラキア地方のロドピにもキュクロプスのポリフィモス(ポリュペーモス)の洞穴という同名の遺跡がある。わたくしはそこにはまだ行ったことがない。
ポリュペーモス(WIKI)より抜粋→ポリュペーモス
引用開始…ポセイドーンとネーレイデスのトオーサの息子。キュクロープスのひとりとされる。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』第9書で、オデュッセウスが語る航海譚に登場する。
ポリュペーモスはキュクロープスたちの中でも最も大きい体を持ち、キュクロープスたちの島の洞窟に住んでいた。オデュッセウスがトロイア戦争からの帰途、この島に立ち寄った際、12人の部下とともにポリュペーモスの洞窟に閉じ込められた。
部下たちが2人ずつ食べられていくうち、オデュッセウスは持っていたワインをポリュペーモスに飲ませて機嫌を取った。これに気をよくしたポリュペーモスは、オデュッセウスの名前を尋ね、オデュッセウスが「ウーティス」(ギリシア語で「誰でもない」の意)と名乗ると、ポリュペーモスは「おまえを最後に食べてやろう」といった。
ポリュペーモスが酔いつぶれて眠り込んだところ、オデュッセウスは部下たちと協力して巨人の眼を潰した。ポリュペーモスは大きな悲鳴を上げ、それを聞いた仲間のキュクロープスたちが集まってきたが、だれにやられたと聞かれてポリュペーモスが「ウーティス(誰でもない)」と答えるばかりであったため、キュクロープスたちはみな帰ってしまった。
オデュッセウスたちは羊の腹の下に隠れて洞窟を脱出し、船に戻って島から離れた。このとき、興奮したオデュッセウスが本当の名を明かして嘲笑したため、ポリュペーモスはオデュッセウスに罰を与えるよう父ポセイドーンに祈り、以後ポセイドーンはオデュッセウスの帰還を何度も妨害することになった。ポリュペーモスがオデュッセウスによって眼を潰されることは、エウリュモスの子テーレモスによって予言されていたという。引用終了
わたくしはキュクロプスの洞穴と知らずに写真撮影していたのだった。セリフォス考古学博物館の方にこの場所を聞いて、ああ、行った、行った、と思った。なんでもどこでもわからずに余さず撮影しているので、あとで整理整頓していて、遺跡地図を見て、これだ!ということがある。
この洞窟の入り口はかがまないと入れないですか?
内部は天井が高くなっているということもなさそうですね。
巨人にとっては狭いねぐらですね。
わたくしが入るのも狭くて、閉所恐怖症になりそうです。危ないので入りませんでしたが。