キトノス島ホラのカトリコに置かれた彫像と彫刻など |
Kythnos - Hora - Katholiko
ホラの町中にカトリコと呼ばれる教会跡がある。
この教会はカトリックの教会だったのでそのように呼ばれているのか、
詳細は分からないが、相当古いもので、この教会が建設されたときは
ギリシャ・ローマの古代建築物から運び出された石が利用された。
おそらく古代人の意に反して古代宗教の破壊されて、
キリスト教が強制されことを物語っている。
コリント式の円柱の装飾部分、メナンドロスと思われる人物像、
石棺の彫刻部分が壊れて残っている。
おそらく建築のときにの古代神殿などから持ってきて再利用されたのであろう。
このホラのカトリコ以外のところでも、
古代のキリスト教会或いはバシリカ教会と呼ばれる廃墟の壁の間から、
古代に神さまやクーロスのコレーの彫像や彫刻などが発見されることがよくある。
さてこのカトリコは古代の出土品の青空展示場のようなところである。
ヘレニズム或いはローマ時代の石棺の彫刻の部分か、、、。
古代の円柱類
メナンドロスの彫像か、、。
左に大理石のコリント様式の円柱の上の装飾部分がある。
円柱類の外側の壁は古い教会の壁の跡
文字の刻まれた大理石板
この古いカトリック教会の横に道があり、左側はギリシャ正教の小教会である。
このカトリコと呼ばれる場所に並べられた彫像、彫刻、円柱類はヘレニズム時代、或いはローマ時代のものである。古代宗教が禁止されたので、キリスト教の教会のために破壊されて、再利用され、今に残っているのであった。