エギナ島のコロナ岬の古代遺跡 |
Αίγινα - Αρχαιολογικός χώρος της Κολώνας
Aigina - Archaeological site of Kolona
エギナ島の現在の港町の北にコロナ岬がある。
コロナとは柱と言う意味で、この岬に高さ8メートルの円柱が1本あって、
その円柱は紀元前6世紀のアポロン神殿があった。
このコロナ岬の都市は青銅器時代(2500年から2600年BC)から、ミケーネ時代、幾何学文様時代、アルカイック時代、古典時代、ヘレニズム時間では全盛期が続いていた。
その後もローマ時代、ビザンチティン時代も豊かな地として繁栄していたが、10世紀になって、海からの異民族や海賊などの襲撃を恐れて、島の中心地は海から離れたパレオホラという場所に移った。そして近代になって、島の中心地は海岸沿いのコロナ岬のそばに戻ってきた。
コロナ遺跡の見学時間 8時から15時で、月曜は休むである。その他の祝日は閉まっているようだ。この遺跡の入口に博物館もある。
見学順に写真を掲載した。
看板
ビザンティン時代の貯水槽と書かれている大理石看板があった。
円柱はアポロン神殿のあった場所に1本だけ残っている。
ビザンティン時代の貯水槽を上から見る。
紀元前アポロン神殿の基礎部分が残っている。
左の円柱はアポロン神殿に残っていた円柱。右の積石はアポロンの祭壇
アポロン神殿はビザンティン時代になってここも貯水槽となった。ここに降った雨を水を配水管か或いは大きな壷などを下に埋め込んで備蓄したのかなぁと思った。
なぜそう思ったかと言うと、エーゲ海の島の家は屋根が平らであった。
それは四角い平らな屋根の角から雨水がへテラコッタのパイプ管を通って、大きな壷や貯水槽に行くように工夫されていた。
祭壇からアポロン神殿全体を撮影。
四角い積石の台の上に円柱を立てたのはいつごろなのかわからない。
台の下のほうにビザンティン時代の貯水槽と書かれた大理石板がある。
貯水槽の周りに石の溝があってそこに溜まった雨水が流れて、どこに納められるのだろう。
円柱のある高台から撮影。アポロン神殿はコロナ遺跡の中心にある。
この方向にアルテミス神殿があるのだが、中に入ることが出来なくて残念だった。
保護屋根のついたところに、かまど、あるいは陶器窯、がある。
海岸の近くに古代港の一部があるそうだが、見ていない。
以前にも同じような記事をを書いている。
まぁ、重複してもうしわけない。