パロス島のアルカイック時代アテナ神殿 |
Πάρος - Αρχαϊκός Ναός της θεάς Αθηνάς στην Παροικιά
Paros - Arcaic Temple of Athena in Parikia
アルカイック時代のアテナ神殿はパリキアの港の近くに残っている。
紀元前530年から紀元前520年の頃のイオニア式神殿である。
船を降りてから海岸沿いに西へ歩いていくと、茶色の鉄板に黄色文字で
Αρχαϊκός Ναός της θεάς Αθηνάς/Arcaic Temple of Athena
と書かれている看板ある。
その看板の示す方向に階段道があって、そのあたりをぐるぐる歩いているうちに見つかる。
海に面した見晴らしのよい場所にアテナ神殿がある。
アテナ神殿に隣接して1260年にギリシャ正教の聖コンスタンティノス・エレニ教会が建てられている。またアテナ神殿のある場所は先史時代の遺跡も混在して残っている。
この神殿の規模は「一周百歩」で、長さが32,86メートル広さが16,70メートルである。
海に面した高台に建立されたこの神殿だったので、いつの時代かは分からないが崩壊して、斜面を滑り落ち、神殿の4分の3は海の中に落ちたらしい。
この神殿の廃材はフランク族のカストロ(城壁、要塞、城塞、城の材料となっている。この遺跡の近くにそのカストロが残っている。
ほぼ神殿らしき姿はなくなってしまっているが、古代宗教の信者のようにお参りした。
神殿の再現図
神殿の前に広がるエーゲ海の風景
パロス島を中継してエーゲ海の島々への船が出て行く。昔から比べれば船で便利になったが、海の新幹線とか、あるといい! 島から島へ電車通いがしたい。