四辻の守護神のアゴラ
Αγορά των Κομπιταλίαστων(ή Κομπεταλίαστων)
Agora of the Compitaliasts
(or Competaliasts/or Lares Compitales)
ディロス(デロス)ーΔήλοςーDilos(Delos)この四辻の守護神のアゴラができたのはローマ時代の紀元前125年頃です。ディロス島に上陸して最初にこのアゴラを通過します。
下の写真のように記念碑建造物が二つあります。その向には広場があって、南と東にお店だったような建物があります。
四辻の守護神のアゴラの北にはアポロン神殿へ行く聖道があり、その聖道と並んでマケドニアのフィリッポス王の柱廊があります。
ディロス島の入口でもらった英語の遺跡案内図にはAgora of the Competaliastsとありました。いったいどういう意味なのでしょう?
そして現場の大理石看板にギリシャ語の大文字だけでアゴラ・トン・コンべタリアストン(Αγορά των Κομπεταλίαστων)と書かれています。
古いミシュランガイド日本語版(絶版)に「四辻の守護神のアゴラ」と書かれていました。四辻の守護神というのはローマの神で、その名前はラレース・コンピタレスとありました。
早速ラレースをネットで検索したら、ラレースというのは複数の女神で、単数はラールです。
古代ローマでは「この女神たちが交差点(コンピタ=compita/ローマ語)にいて、人々を見守っている」と信じられていました。それでローマ時代の都市の交差点にはコンピタリスという小さな祠(ホコラ)がローマにはあったそうです。
さてラレース女神の詳細はこちらに→
ラレース(ウィキペディア)ディロスの英語案内図はCompetaliastsで、ウィキペディアはCompitaliastsです。現場の大理石ギリシャ語板もΚομπεταλίαστωνではなくΚομπιταλίαστωνのほうがいいのかなぁと思いましたけど、わたくしにはどうすることもできないので、どっかで、折り合いをつけてもらいたいのですが、このまま、細かいところは気にせず、ほっとくのが一番かんたんなですね。
円形建築物
この建物はラルース女神たちの祠か、祭壇か、記念碑だったところです。大理石看板があったからそのようにおもいましたけど、、・ 四角形建築物南側 西側
アゴラの東側と南側の建物遺跡円形建築物と四角形建築物の向こう側は広場になっていてました。
ディロス島にはアゴラがいくつかあって、イタリア人のアゴラ、デロス人のアゴラ、四辻のアゴラ、、、ほかにも探せばあると思います。なかなか細かく探す時間がありません。来月、婦らフラット、また上陸してみようかな?と考えている最中です。