サモトラケのニケのあった場所 |
Σαμοθράκη-Μνημείο της Νίκης
Samothrace-Nike Monument
トラキア地方エヴロス県サモトラキ島パレオポリ
Νομός Έβρου Δήμος Σαμοθράκης ,Παλαιάπολη
Prefecture of Evros,Municipality of Samothrace ,Palaeopoli
紀元前2世紀前半、ニケのモニュメントができました。
世界的に有名なサモトラケのニケはこの場所で見つかったのでした。
モニュメントは現在上記のような写真のようになっています。
ここにサモトラケのニケは2000年間いましたよ。
ニケのモニュメントからは神々の聖域の中で一番高いところにあります。
劇場の上のところには道があってその奥にニケのモニュメントがあります。
そこにサモトラケのニケさんに巨大像がありました。
空から勝利を持って降りてくるすばらしい像をここでまたみたいものですね。
ここにあったときは、船の形をした大理石の高さ+ニケ像3.28メートルで、合計5.57メートルの高さだったそうで、聳え立つように立ち、勝利を手に天空から降りてくるすばらしい光景だったに違いありません。
ちょっとうまくありませんが、テキトーに合成写真を作りました。
サモトラケ考古学博物館には展示されているニケ像です。
本物のニケ像はフランスのルーヴル美術館に展示されています。
まぁわたくしから言わせれば出陣中ということであります。
サモトラケのニケはヘレニズム(ギリシャ主義ギリシャ風)時代の傑作で、スコパスの弟子、或いはチモカスの息子ピトクリトスか、そのようにサモトラケのガイドブックにあったけど、、。
→サモトラケのニケWikipedia
いろいろニケ像はギリシャにあります。なんというか、オリンピックのニケさんがまだオリンピア考古学博物館にいるし、デロスのにっこり笑っているアルカイック・ニケさんはアテネ国立考古学博物館にいるし、小さいけれどもエピダヴロス出土の顔つきのニケさんが二柱と頭部の欠けたのニケさん二柱の合計四柱がアテネ国立考古学博物館。最近フィリッピ考古学博物館で見た驚き顔のニケさんもまだいます。みんな素敵なニケさんで感動しました。
ちなみにニケ(Νίκη)はギリシャ語です。文字は同じですが、現代の発音はニキです。英語の発音でナイキとなります。ギリシャ語の意味は勝利です。英語だとVictoryですね。
このVictoryもギリシャ語から来ているという人もいまして、
何、それ、あんた、My Big Fat Greek Weddingのお父ちゃんみたい!と思いました。
なんでもΝίκηをギリシャ語の小文字にするとνίκηであるが、ラテン文字を使う人たちはNの小文字vを、Vヴイと発音する文字に変えたので、その名残りが英語にあるとか、、まぁ、そのようなことを証明するほどの言語感覚を持ち合わせていないのでわかりません。ひょっとしたらそうかもと思っています。
ギリシャ文字のNはニと呼み大文字がΝ、小文字がν です。英語だとエヌと読み大文字がNで、小文字がnです。
ギリシャにはニキのつく名前の人は、女性ならニキ、ニコレッタ、男性ならニコラオス(略してニコス、ニコスの呼びかけはニコ)があります。非常に一般的な名前です。
ほかにアフロディティとかアルテミスとかディミトラ(デメテール)、、、神さまと同じ名前が多いです。
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あまりにも有名なサモトラケのニケ。
大事な部分がなくなってしまったのは残念ですが、
どんなお姿だったのか、想像するのもまた楽しみですよね。
そういえば、日本では神様のお名前がついた人はいないような…
必ず勝利の女神が大空からやってくるような、そういう状況が想像されるような
聖域のプランになっているのかなと思いました
アレクサンドルポリまで電車、バス、飛行機で行きます。
アレクサンドルポリに港から一往復だけ船が出ます。
島内の良いホテルは30ユーロから40ユーロです。
島内にバスはないです。なるべく遺跡の近くのホテルに泊まり見学すると良いでしょう。
この島には島人ばかりで怖いことはありませんが、病気のときに困ります。