古代ゾネのアンフォラのたくさんある家 |
Αρχαία Ζώνη《Τα Κτίρια στο Βορειοδυτικό Τομέα》
Ancient Zone《The Βuildings in the Northwest Sector》
トラキア地方エヴロス県アレクサンドルポリ自治体メシムヴリア-ゾニ
Νομός Έβρου Δήμος Αλεξανδρούπολης Μεσημβρία-Ζώνη
Prefecture of Evros Municipality of Alexandroupoli Mesimvria-Zone
アムフォラの建物(家)
Το Κτίριο(Κατοικία) Αμφορέων/The Amphorae(Amphoras) Building(House)
このアンフォラの部屋のある建物はおそらく古代人の住宅でです。
そして公開されている古代ゾネの遺跡内では一番北に位置しています。
アンフォラの数は188個あります。
このアンフォラと呼ばれる壷に何か入れて保存でもしていたのだろうか?と思いましたが、
ぜんぜん違いました!湿気を防ぐために置かれていたのでありました。
このアンフォラは同じ高さで、口を下にして、つまり逆さに正確に並んでいました。遺跡看板の説明によるとこのアンフォラの上に床が張ってあったようで、湿気よけの珍しい方法とありました。
この建物の北側から雨水が家の床下を通過するための二つの石細工のトンネル
或いは石管があったそうなのですが、なんかもう、見ただけでは、まっったく想像がつきませんね。
ギリシャの夏はいいですが、秋冬は雨ばかりで、湿気はたいへんな問題であります。
雨水の通り道を作って、湿気で家が傷まないように工夫をしていたのですね。
特に北ギリシャの海に面した場所ですから、いろいろ工夫を凝らして建物を保護したのでしょう。
このアンフォラのある建物横の部屋に円盤型をした赤いクレイの陶器がありました。
ガイドブックにはクレイ・ディスクと書かれていました。
古代人はこの円盤は部屋の住むに置かれていてガラス板ので上部が保護されていました。
ガラスの上から写真を撮ったので、分かりにくい粘土の円盤の上面と小さな穴がたくさん付いています。
これは篩(ふるい)のようなもので、ぶどうのジュースを絞るのに使われていたそうです。古代人はワインだけではなくぶどうジュースなどを飲んでいたのですね。
モルタルの壁のある建物
Το Κτίριο με Κονίαμα /The Building with Mortar Wall
この写真の上の方に保護屋根の付いているところが、モルタルの壁のあるところです。
このモルタルのある建物はたぶん古代人の家です。この建物はアンフォラの建物の南側というか、斜め下にあります。この建物に移動中に階段のある部屋を見て、なんか上ってみたいと思いましたが、進入禁止で残念です。
赤く塗られたモルタルの壁が見えます。床は銅なのだろう?と思いましたが、
進入禁止なので撮影できなくて残念です。このモルタルも湿気よけのためらしいです。
手粉引き台のある家
Το κτήριο με την Βάση Χειρόμυλου/Τhe Building with the Hand-mill Base
けっこう大きな建物ようです。正面の部屋の左角に扇の形の台があります。そこが手粉引き(ハンドミル)用の台です。
写真を大きくするとこのような感じです。
遺跡看板の絵にその使い方が描かれています。
手粉引き器を扇形の台の上に乗せて、長い気の棒で粉を引いたようですね。
この看板の絵は実は太陽雨風の所為カ、汚れがひどかったのですが、
PCのペイントでテキトーにきれいな部分を切り張りして再生してみました。
手粉引きのある建物から見ると高い保護屋根のついたアンフォラの建物、
そしてその下あたりに保護屋根の暑いたモルタルの壁の家が見えます。
西城壁の建物
Kατοικία Διυίκους Τείχους /The House at the Western Wall
西城壁の建物群にはこれといってとくちょうがありませんでしたが、
一般的な古代人の家として地面の中央にかまどというか囲炉裏の跡がありました。
ここにはヘスティア女神が祭られていたのでしょう。そんなことはガイドブックには書かれて降りませんが、古代ギリシャ宗教の常識として家の中にはヘスティア女神と思いました。
ヘスティアはかまどの意味があります。
現代ギリシャ語ではエスティア(Εστία)といいます。そして現代ギリシャ語エスティアトリ(Εστιατόριο)といえばレストラン(Restaurant)です。この文字の中にヘスティア女神は生きていますよギリシャ語にはΕστίαの文字が入り、英語にはその名残りが感じられます。
家の中の女神ヘスティアは囲炉裏、かまど、暖炉のところにおられるということなので、
わたくしごとで恐縮ですが、わたくしもオーブン横のところに毎日水を捧げています。
西城壁の建物は長屋のように横並びでありました。まぁ日本の京都で言うと町家ということでしょうか
北西地区建物群の場所
北西の建物群の全体アンフォラのある建物の後ろから撮影した写真
手粉引き台のある建物と西城壁の建物群と
遠くに要塞化されたヘレニズム時代の建物が見えます。
なんかもう、遺跡の中に4時間くらいいますが、何も見ていない感じがしています。
何も見ていない!いつもそう思って公開することが多いです。
ええ、こんな小さな遺跡を4時間も?と思うでしょうが、わたくしは気分が古代人なので、ゆっくりして、できたら野宿したいなぁと思うことありますよ。
とりあえずカメラ2台持っていて、デジカメ、ビデオカメラを持ち歩いているので、両方での撮影にも時間がかかります。
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