サモトラケ人の植民都市ゾネ |
これらの都市は長らく繁栄しましたが、マケドニア人の勢力増大とともに紀元前356年にマケドニア支配下となり、紀元前46年にローマの征服されました。
サモトラケ人の植民都市として、ゾネ遺跡がそれなりにきれいな形でトラキア海岸沿いに残っていました。そして古代サレのあったマクリ村に行って見ましたが、はほぼ何もありませんでした。
上の地図で見ると古代都市ゾネとメセムブリアが隣接していることが分かります。
ギリシャ文化省のサイトにはメセムブリア-ゾネ(Μεσημβρία-Ζώνη/Mesimvria-Zone)として一緒に説明しており、またコモティニ考古学博物館で購入した遺跡ガイドも同じようになっていました。
下の写真はコモティニ考古学博物館で購入したメセムブリアーゾネです。
まぁ、メセムブリアとゾネは隣接した古代都市だったのではありますが、もうねぇ、ギリシャの考古学関係の人及び関係ギリシャ人の間に統一見解するための会議とかしろうよ!としみじみ思いました。
下の写真の遺跡の門には「ゾネ考古学サイト(古代遺跡)」とあり、そこでもらった遺跡のパンフレットにもそのようになっていました。
古代ゾネの遺跡地図
遺跡の地図に①②③④の番号がついています。
①ヘレニズム時代の要塞化された居住地跡
②アポロン神殿とその周辺の建築跡
③アムフォラの倉庫とその他建築物群跡(北西区域の住居跡)
④デメテール神殿とその周辺の建築物跡
下の写真の出土品ははゾネ考古学サイトの二つのパンフレットの表紙をそれぞれ飾っていたものです。
紀元前4世紀の黄金のイアリングは古代墓地から発掘されたものです。
またクレイの人形は年代不明ですが、子供のおもちゃです。着せかえして遊んだのでしょうか、、。
古代ゾネの出土品はロドピ県のコモティニ考古学博物館に数点ほど展示されています。
エヴロス県の各地からたくさん古代のものが出土していて、どこかに保管されているのかもしれません。エヴロス県アレクサンドルポリにはまだ考古学博物館ができていないので、その保管されているものをまだ見ることが出来ないのが残念です。
次回の記事は古代ゾネ遺跡の記事をさらに詳しくして更新していきます。
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