古代オッラオン人の家Α(アルファ) |
Αρχαίο Όρραον―Το Σπίτι Α
Ancient Orraon―The House Α
プレヴェザ県ジロス共同自治体ゴルゴミロス
Νομός Πρέβεζας- Δήμος Ζηρού-Γοργόμυλος
Preveza Prefecture- Municipality of Ziros-Gorgomylos
古代オッラオン人の家Α(アルファ)は紀元前4世紀に建設され、都市の南端にあります。
この家は紀元前4世紀から紀元前1世紀まで人が住んでいました。家Αの看板の中に復元した絵がありました。屋根には粘土の瓦というかタイルが使用されていました。
家の中を写真撮影して回りましたが、どこも同じように積石の壁になってしまうので、見学台の上から撮影したものが一番分かりやすいです。まず家に入って、中庭があって、ロビーがあって、そのおくにオイコス(イコス・Οικος)があります。一般的な民間の家だと中庭とオイコスが一緒のところもあるようです。しかしこの家Aは別になっており、しかも2階建で、豊かな暮らしぶりを感じます。
この家のオイコスは中庭と別になっていています。中央に炉があって、そこはヘスティア女神の祭壇であります。台所はほかにもありますが、この祭壇の炉でも煮炊きをします。この部屋の奥に木材階段があってそこから2階へ行くことができます。
間取りは1階が左、2階が右になっています。
アンドロンの中から、オイコスとその向こうの寝室(d)の入口を撮影しました。
部屋(d)の中はこのような感じになっています。床に粘土のタイルのようなものが残っていました。
オイコス中から柱と中庭を撮影しました。
家Αの南側を撮影しました。この場所は古代オッラオンの門からずっと離れているので、廃物利用した人たちは、ここまで来なかったので、このようにきれいに残っていたのだと思います。
アクロポリスへ行く道から家A(アルファ)を撮影しました。
この家を出た途端にガタガタガタという凄まじい音で、わたくしを追いかけてくるものがいました。巨大な亀です。石材の破片かと思いましたが、それがガタガタッとものすごい速さで走っています。わたくしは驚愕しましたが、ちょっと振り返るとピタッと動きを止めた大亀はまた石材の振りをしていました。たぶんわたくしの進む方向に小亀たちがたくさんいたので心配したのでしょう。この大亀を撮影したかったのですが、あまりの大きさと、走ってくる迫力に、わたくしのほうが怖くてそそくさと立ち去りました。そして次の場所アクロポリスへ行きました。
お手間をかけて申し訳ありませんが
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壁に沿って階段がぐる~と設置されているので、開放感もあってよさそうです。
床には畳を敷いて、中央の火のあたる部分は囲炉裏にして…と、「脳内リフォーム」を楽しんでいます。
土間をはさんでお風呂と台所、こういう家、復活しないかなぁと思いました。