キリストの復活(生き返り) |
夜遅くに町中の人たちが教会に集まりました。今夜はとても大切な夜だからです。キリストが復活するのです。ギリシャ人はこの復活を誕生よりも大切に考えています。キリスト生き返ることが、キリスト教者の喜びなのだと思います。クリスマスより盛大で荘厳です。人々の魂を洗い流してくれるような年に一度の大切な日ですね。本当のギリシャ正教徒ならば、復活祭の約一ヶ月前くらいから、動物食品は口にしないことになっています。
私の家の近くの教会は建立中なのでミサは教会の出口の階段のところで行なわれました。中がまだ出来ていないのです。
集まった人々を向かって神父さんが行なうミサだったせいか、静かにじっと聞いていました。いつものおしゃべる好きなギリシャ人はいませんでしたね。
キリストの復活を喜ぶ人々
キリストが復活したことを喜んで、人々は教会からキャンドルに火をもらって自宅へ帰ります。この火は家によっては一晩中点しておくようです。この復活の火を自宅に運んでいくのは、とても大切なことなのです。この火は遠くエルサレムのギリシャ正教会から空輸されてきたものです。まるでオリンピックの聖火リレーに似ていなくもないような・・・。とにかく今年もキリストが無事復活しました。この後人々の持つキャンドルはまるで川が流れているようでした。それから、通りを枝分かれして通りに流れていくのです。
「キリストが復活しました」「確かに」と挨拶を交わしながら自宅へ私たち夫婦はキャンドルに火を点して帰りました。
明日5月1日は復活祭です。
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カトリックとギリシャ正教の違いは、カトリックは聖書の登場人物を彫刻を境界に飾ることが出来ますが、ギリシャ正教はイコン画があります。
イエスが生き返ることをギリシャ正教は重要視します。復活をギリシャ語でアナスタシと言います。アナスタシオスとかアナスタシアはギリシャ語から来る名前です。
はじめまして。
月見草さんのページから着ました。
私はニューヨークの聖ウラディミール正教神学院で学ぶ神学生伊望(Ioannis)です。
こちらは今朝復活祭でした。終了後の食事おいしかったー、大斎(メガリ・サラコスティって言ったほうがわかりやすいですかね)明けの久々の肉・肉・肉です。
またよらせていただきます。
Kalo Pascha!
復活のミサは正教徒には不可欠でやらないと気持ち悪くなるらしいですね。誕生よりも復活が大切なのは私にもわかります。
はじめまして。伊望さんのブログで見かけて来てみました。
伊望さんの友人のやはり正教徒紀りんです。
そうですね~復活祭なしに信仰生活は考えにくいかな。。。
信仰とはキリストの復活の喜びの中に生きることですから。
ヨロシクお願いします。