デルフィの古代遺跡 アポロンの聖域 |
この神殿は前4世紀の建てられたものです。アポロン神はアルテミス女神と双子で生まれました。お父さんはゼウス大神でお母さんはレトという女神です。ゼウス大神の妻ヘラ女神の怒りをかい、子供が生まれるというのに世界中からレトが子供を生む場所を奪ってしまいました。そんなときに、ポセイドン海神は三又の鉾で、海の中から岩を引き上げて、レト女神を助けました。そこディロス島というところで、ミコノス島の近くにあります。ミコノス島へ行ったら、1日観光でそこへ行けます。
レト女神は最初にアルテミス女神を生みました。そして先に生まれたアルテミス女神は、アポロンの誕生を助けたという話があります。神様は偉いななぁと思いました。
ここは太古から神域で、「大地の女神ガイア」が祭られていました。ガイアは神々の母のようなもので、ゼウスのお祖母さんにあたります。ガイア(大地)がウラノス(空)を生んで母子婚してから、クロノスとレアなどを生みます。クロノスは父親のウラノスを殺し、神々の王者として君臨しますが、息子のゼウスによってその地位を奪われ殺されてしまいます。
アポロンはディロスからやってきて、ここに住む大蛇のピュトーン神を弓で射殺をしてしまいます。それでこの地の神をピュトーン殺してしまったので、ゼウス大神の命令で8年間追放されてしまいます。この地の巫女ピューティアが「アポロン神がピュトーン大蛇神に代わって神託を行うようにすれば良いということで、アポロンの神託がデルフィで始まったのです。
アテネ人の宝庫
この建物はド-リス式で、紀元前490年から紀元前480年頃に建てられました。パロス島の大理石で作られていますが、このように黄ばんでいるのは古くなっているからです。切り出して何年もたつと、たとえ白い大理石でもこのように黄ばんでくるようです。しかし大理石なのでこのように形をなして残っています。それにしてもこのアテネ人の宝庫はよく原形をとどめて残っているので驚きました。
アゴラ(お店・市場)
アゴラはギリシャ語で「店・市場」のことを言います。この写真は古代のお店です。昔の人がここでお買い物をしたんだなぁと感心します。このアゴラは古代ギリシャからありましたが、跡でローマ人によって修復されて使用されています。古代ギリシャか古代ローマかを知る方法があります。それは考古学者に聞くのが一番なんです。しかしこのアゴラが古代ローマ人の手が入ったことがわかるのは石の積み方です。ギリシャ人だったら、大石を切り出して積みます。ローマ人は小さな石と赤いレンガのようなものを積んで壁を築きます。写真が小さくてわからないかもしれませんが…。
劇場
紀元前4世紀に作られた劇場ですが、ローマ人によって紀元前2世紀に修復されています。
競技場
左の写真の中央に特別席がありました。きっと古代の政府要人がすわったのでしょうねぇ。
この競技場は紀元前3世紀のものです。
水道
この写真ではわかりにくいと思いますが、これは水道だと思います。古代の人はチャンス移動を引いていたんですね。大きな岩がUの字に削ってあって、それが端と端が重なって、長くつながっています。なんとなく興味を引いたので一枚パチリと写してみましたよ。
アテネのトラべルオフィスに行けば1日ツアーが85ユーロであります。古代遺跡と博物館の入場料は9ユーロです。博物館は3時で閉館なので先に見ておくとよいでしょう。
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競技場では主人が100ダッシュなどやってアポロンの戦士にあった気分を味わってました
少しでも神に近づきたいという古代人の人の想いが石を運び上げて作った両神域に まさしく≪ギリシャ≫を感じました