オイノエの古代遺跡 |
Αρχαιολογικός Χώρος της Οινόης
Archaeological Site of Oinoe(Oinoi/Inoi)
アッティカ県イノイ地区(西アッティカ)
Νομός Αττικής,Κοινότητα Οινόης-Δυτική Αττική-
Attica Prefecture,Community of Inoi(Oinoi/Oinoe) -West Attica-
紀元前450年から紀元前300年頃の遺跡がイノイ(オイノエ)の村落の中にありました。
国道の古代塔から車で数分ですが、歩くと遠いですし、バスはありません。
この遺跡は古代イノイの城塞のようです。
エレフテレ(エレウテライ)の城塞とくらべれば、
丘というほどでもなく、なだらかに隆起した場所にあります。
四角い敷地の四つの角に塔があったようですが、その跡のようなものは三つありました。
まず遺跡の正面はこのような感じです。磁石を持っていかなかったのが残念です。
正面の右(南西)と左(北西)の角に塔のような遺跡があります。右のほうは風化していますね。
左(西)の遺跡のほうへ歩いていくとこのような風景になり、
もう一つ後ろのほうに塔の遺跡が見えます。
遺跡の看板の方向から撮影した左後ろ(北東)の塔です。
前と後ろの塔をつなぐ城壁の基礎の部分がありました。
左の後ろ(北東)の塔の周辺の遺跡はこのような感じで残りっています。
遺跡内には不明な建物の基礎部分が残っています。
遺跡内には草が生い茂っています。歩く時には充分に気をつけないと、
両生類、爬虫類に出会います。もう足元には充分に注意します。
北西塔の中の草木で徐々に風化していきます。
風化するといってもまだ何百年もかかりそうです。
さらに城塞の遺跡内を歩くと、このような石があちらこちらにあります。
石灰石の古代遺跡の廃材ですね。
今はすっかりなくなってしまった南東の塔の辺りへ行くと、蜂蜜の箱が置かれていました。
ミツバチがたくさんいました。この遺跡にはカモミールの花がたくさん咲いていたので、
その花の蜂蜜が取れるのかなぁと思いました。
オイノエ(=Οινόη)というのはワインという言葉のオイノス(=οίνος)から来ています。
現在ギリシャ語でクラシ(=κρασί)と言います。この地は古代からワインの産地でありました。
現代のギリシャ人はクラシと言いますが、オイノス(イノス)がワインだとみんな分かっています。
このイノイ地区はマンドラ市(共同自治体)の中に囲まれるように位置しているのですが、
独立自治体になっています。とても不思議です。
ギリシャの市町村自治体のあり方は日本のものとはちょっと違うので、説明が難しいです。
このイノイ(オイノエ)のについての詳しい試料がなくて残念です。
お手間をかけて申し訳ありませんが
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投票いただき、まことにありがとうございました。
爬虫類・・・私はなるべく下を見ないようにしてるのですが(デロス島以来)やはり注意した方が良いですか?ミツバチさんは、そばに行って大丈夫でしたか?
磁石、電話、カメラ、ライトは必需品です。