アテナとゼウス・ソティロス神殿(古代フィガリア) |
O Ναός Αθηνάς και Διός Σωτήρος στην αρχαία Φιγάλεια
The Temple of Athena and Zeus Soter at Ancient Phigalia
イリア県フィガリア
Νομός Ηλείας, Φιγαλεία
Prefecture of Ilia, Phigalia、
この写真は遺跡看板の写真を撮影したものです。
こういう写真は飛行機かヘリコプターに乗らないと撮影できません。
この神殿は紀元前4世紀頃に建てられました。
ギリシャ語で、O Ναός Αθηνάς και Διός Σωτήρος
(オ・アテナス・ケ・ディオス・ソティロス)と言い、
意味は「アテナと救い主ゼウスの神殿」です。
ソティル(ギリシャ文字=Σωτήρ、ラテン文字=soter)は
救い主、救世主と言う意味で、ソティロスは、救い主の、という意味です。
ギリシャ語でゼウスのことはディアス(Δίας)或いはゼフス(Ζευς)です。
アテナ女神とゼウス大神が合祀された神殿です。
夕方に行ったので、爽快な青空が撮影できませんでした。
遺跡を巡りは、渡しに取って、四国88ヵ所めぐりと同じです。
わたしはギリシャに住んでいるので、四国88ヵ所は巡礼できません。
だから古代の神々の霊山いわゆる古代都市のアクロポリスに出かけます。
そこもなかなか霊験あらたかで、いい気持ちになります。
神殿内に正方形の彫像台があります。
そこに崇拝用の神の彫像が安置されていたわけです。
どのような彫像だったか、残念ながら、わかりません。
正方形の彫像台の前に、床が残っています。
テラコッタの床のようです。いわゆるタイルのように地面に張ってありました。
古代フィガリアの人々がこの床を踏んで、お参りに来たことでしょう。
神殿から離れて小さな石造りの家があります。
この家は遺跡の廃材から出来ているようです。
そして遠くに山が見えます。そこに古代の要塞があります。
古代の要塞は4.5キロメートルほどあったようです。
古代神殿を歩き回っているうちに、真っ暗になってきました。
大空に星もだんだん見えてきます。
星空は美しいですが、真っ暗になる前に、神殿を出て、宿に戻りました。
お手間をかけて申し訳ありませんが
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この神殿は長方形の中に作られているのかしら。航空写真で見た感じですが・・
『ギリシア記』を読んでいると、この本を手に各地をまわりたくなりますね。パウサニアスが詳しく描写していると、彼はどんな風景を見たのだろうとつい想像してしまいます。その昔にタイムトリップできたらいいですね。
これほどの旅をしてくれたパウサニアスと、これだけの長い話を訳してくれた翻訳者さんに感謝感謝です。
東西南北に見える風景を見て、何か分かるかなぁ、というか、思い出せるかなぁと思ったりします。
日本に住んでいないし、高いし、ネットの英語版を自動翻訳して読んでいます。
日本の図書館、、、いいなぁ、、、まぁ自動翻訳と現代ギリシャ語版の注釈つきでやっています。
田舎に行ったときにギリシャ語版をもって、地元の人に聞くのもいいものです。