エヴィア島ハルキダへ行こう! その3 マリョス邸 |
エヴィア島ハルキダのカフェテリアやレストランが建ち並ぶ海岸沿いを歩いていくと突き当たりにマリャス邸があります。
数年前までは廃墟でしたが、修復して立派になりました。このマリャス邸は現在文化センターとして生まれ変わりました。いろいろな学術会議などにも使われているようです。
左の写真は玄関側から撮った写真です。夜になってライトアップされているときもありますが、ないときもありますね。何ででしょう?玄関のほうから見れば、1階建てで地下室のある家に見えます。庭に噴水もあって堂々たる大邸宅です。
下の写真は海側から見たものと左横のから見たものです。海側から見れば2階建てです。しかし、塀に囲まれていてわかりずらいのですが、3階建てです。邸宅の前に海があって美しいですね。真横から見た写真の下のほうには夏だけオープンのカフェバーがありました。
マリャス一族はその昔ハルキダの名士で大商人でしたが、その子孫はいません。最後の代のマリョス兄弟は結婚せずに、ビジネスに明け暮れていたようで、彼らを最後にこの邸宅に住むものはいなくなりました。その後長い間、家主を失った邸宅は廃墟になっていました。
その昔は地中海の島々は貿易の中継地として繁栄していました。エヴィア島もその1つです。列強の商館がたくさんありました。昔は飛行機もなく、船での防衛機でしたから、アフリカや中東の物産をヨーロッパに、或いはヨーロッパから物産を運ぶのをアフリカや中東に運ぶ野に、中継地として使われ繁栄しました。このハルキダの町は百年前まではギリシャ人、イタリア人、フランス人、ユダヤ人その他の国々の商人たちでごった返していました。また利権争いが耐えない場所でした。
以前レスボス島のことも書きましたが、あの島にはフランス領事館やイタリアの商館イギリスの商館などがあり、美しい邸宅の数々が残っています。
女子教育会館
この建物はハルキダの女子教育会館です。元はどこかの国の商館だったのでしょうか?そんな匂いがしますね。
建築されたのは百年以上も或いは二百年以上も前のことだと思いますね。勝手な想像で言ってはいけませんが、建物を見ればわかります。のちに女子教育会館として再利用されたのでしょう。しかしいつ行ってもしまっているのです。やる気がないんでしょうかねぇ。
カラババの要塞
ハルキダの海岸から見えるカラババの要塞です。この写真ではよく見えないかもしれませんが、山のてっぺんにあります。
最初にヴェネチア人が要塞を建設して、その後トルコ人が修復し再建設したものです。こういう高いところから、敵の侵入を見張ったのです。この要塞の城壁の中に穴があって、外がよく見えるようになっている上に、大砲が撃てるようになっています。
これはナフプリオのパラミディの要塞も、ナフパクトスの要塞も同じようになっています。壁にあいている穴から、侵略者に襲われる前に、撃退できます。向うから見えなくてもこちらから見えるのがすばらしい。しかし見張りが居眠りしていたら、安全対策は崩壊します。
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なんだか韓国ものが多いので、ギリシア頑張って下さい!
応援しています!!!
だいたいほとんど毎日見てます。でも、他の2サイトも見るのは至難のワザかも・・・。写真がいっぱいあって楽しいです。だんだんアングルも良くなってますね!ランキング押しときます!
いつの読んでくださってありがとうございます。